道の途中で
つまずいたはずの声
聞き逃さずに
真剣なまなざし

雪のように
冷たかった
私の心
あたためて

泣いたあとに
崩れ落ちたの
自ら立てなくなった

やめたい人生
狂いながら
もがき続けていた

静かな永久(とわ)の
思い出に
何度も助けられた
幸せだったあの頃

間違いだらけ
溢れそうな苦しみ
見捨てられた
猫みたいに鳴いても

確かなものは
地面に無い
他の誰かも
教えてくれず

やわらかい風に
手を伸ばしたら
何かしら掴めそうで

だから
信じて歩んでいる


揺れるカーテン
すきま風が
私を呼んだ気がした

会わない人に
会えないのは
意味があったもんじゃない

絵に描いた
海の波しぶき

やっぱり
道筋は合ってた
手の平が冷たいよ

言わないくせに
新しい弱さ
見せつけてきて
助けを呼んでいるのは

方向音痴
バカみたいな
口笛を吹き
笑いとばす

泣かなかった時の
つらい日々に
さよならを告げています

下手なセリフ
受け止めてね