気持ち
直人とは
急速に接近していった…
でも
今までと違うのは
kissはしない、それ以上も
もちろんない、
という事だ。
お互いにハグは する。
危ない綱渡りをしているみたいに
ドキドキした…
ねぇ…
直人
ん?
直人、ってさ
なんで 私に手を出して来ないの?
大切だからだよ。
大切?
うん。
大切にしたい。
そう言って
直人は 私を痛いくらいに
ギュー、っと抱きしめた。
痛い…
あ、ごめん…!
ううん。
嬉しい…
私は 日だまりに包まれて
目を閉じた。
あの夜と同じ
ひんやりとした潮風が吹いていた