屋久島の思い出
20代後半若僧の頃、仕事関係で屋久島に1ヶ月程滞在した。
仕事は、縄文杉近くにある水力発電所から市街地までの送電鉄塔の絶縁体(ガイシ)の交換作業であった、山中を40kg程のガイシを肩で運搬し鉄塔に昇って2系列ある送電線を片方ずつ送電を切って絶縁体を取り替える作業である。
上で作業していると下場に置いていた弁当を狙ってヤクザルがむらがってきたので上からボルトを投げて追い払ったりした、仕事終わりは干潮時に現れる無料の混浴露天風呂に浸かり疲れをとった。
水力発電所に行く時は行きは登りなのでエンジン付きトロッコ電車、帰りは下りなのでうちら作業員4人とブレーキマンのおじさん1人でエンジンのない荷台車で下り坂になっている線路を走る。 つづく