人を殴ったり蹴ったりすれば痛いのは当たり前です。
それは解ってるけど、どれだけの力を加えればどれだけダメージを与えれるかまではきっと把握できてないんでしょうか…
人を傷つけ、命を奪うことさえ軽々しく考えている人達があまりにも多すぎることに憤りを感じてなりません。

きっとそういう人達って、ゲームと同じでリセットボタンを押せば、人は生き返ると勘違いしてるんでしょうね。

私は元彼からことあるごとに暴力を受けていました。
最初は優しかったけど、いつの頃からか暴力を振るうようになり、自分が脱いだ靴下を無理矢理口に突っ込まれ顔を殴られたりお腹を蹴られたり髪を引っ張られたり、時にはそれが何時間も続いたこともありました。

私はただひたすら苦痛に耐え、気がおさまるのを待つしかありませんでした。

しまいにはもう、「この人は弱い人なんだ。可哀想な人なんだ」って自分に言い聞かせ、たとえ命が奪われてもこれで両親のところへ行けるからいいやって諦めていました。

別れたあとも何度かつきまとったりされたけど、幸いにも転機が訪れスッパリと切れることができました。

体に受けた傷は消えたけど、心に受けた傷は今でも癒えることはありません。

女性に手を上げる男なんて最低。
それはもちろんそうだけど、相手が誰であれ、人を傷つける行為そのものが最低なんです。

言葉の暴力もそう。
たった一言で相手を傷つけ、時には命を奪うことだってできるんです。

自分の思い通りにならないから、ムシャクシャするから、誰でもいいから傷つけたい。
そんなのは自分のわがままを押し通そうとして駄々をこねる子供以下です。
暴力がいかに卑劣で破廉恥で幼稚な行為か…
人に手を上げる前によく考えてください。