霊安室で驚いたこと
先日、叔母(母親の妹)が亡くなり、従兄弟から連絡が来ました。ガン闘病中だったので驚きもしませんでしたが、一応、母親には最後に顔見せてあげたくて、葬儀前、霊安室に安置されてると聞いたので連れて行きました。着いてから葬祭場の人に霊安室の場所を聞いたら、本日は2名様安置されてますとのことでしたけど、叔母は見れば分かるので、はいはいと生返事。それから車椅子の母親と霊安室に入りましたら、ベッドに2名、確かに寝てました。顔には白い布がかけてあり、どちらも頭の部分しか見えません。一人の人は頭が坊主、もう一人は白髪の髪でした。僕は坊主頭はおじいさんだからと迷わず白髪のほうの布をめくったら、え、何か違うみたい、キツネにつつまれたような気持ちで、恐る恐るもう一人の坊主頭の人の顔の布をめくると、痩せ細った叔母の面影。それからベッドの頭のところにあるネームを見たら、こちらが叔母でした。そして、しばらくして抗がん剤治療で髪抜けちゃったんだと理解しました。母親に教えてあげたら顔を撫でながら亡くなったことが分かったみたいです。それから僕は従兄弟に電話して、叔母さんにすぐかつらしてあげるように言いましたが、とにかく驚きました。