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それは一昨夜のこと長男からの電話で知らされた…
｢疲労がたたり風邪をこじらせたのをきっかけに重篤な状態｣長男は東京に出張中で不在。
病院への付き添いは
もうすぐ三才になる孫の世話は

慌ただしく思考が駆けめぐり…
山の神はすかさず嫁の実家の母親に電話した。

事の次第はこうだった

役所勤めの長男嫁は休日も出勤するようなハードな仕事と、息子の手助けもあまり期待できない育児をほとんど一人でこなし身体がパンク状態だったらしい。
それを近所の医院に通院しながら仕事と育児を両立させようと必死に頑張っていたが、容態は簡単なものではなく、かかり付けの北九州にある公立病院への緊急入院となった…

さぁ〜どうしよう

先方の両親は二人とも勤めてるから、娘の看病と孫の世話までは無理だ。
…というより下関の保育園への通園さへできない。

こんなとき男はほとんど思考停止状態であまり役に立たない(笑)

その点、母親はさすがに歴戦の勇士だ。

てきぱきと先方の母親と話をまとめ…
孫はこちらで預かることにした。
幸いわが家は妻は小さな医院、私も小規模の会社経営だからわりと時間が自由にとりやすい。
とくに山の神なんて｢貴方が居なくても会社は回るでしょう｣なんて宣うほどのカカア天下(笑)

さっそく私の役目が言い渡された。

一時預かり保育をしてくれる保育園の手配と朝の送り

知り合いの園長先生に電話して承諾を得ると、主任保育士さんに面談させるから早めに子どもを連れてくるようにとのこと

入院が１週間以上になるのは間違いない。
果たして孫が両親不在のもといつまで我慢できるか心配だが…それ以上に何だかウキウキするような 気分の高揚があるのも事実だった…



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