はじめまして。同性、異性に関わらず屈託のないよもやま話ができるメル友を探しております。趣味、グルメ、旅行、芸術、時事 etc.何でも気兼ねなく話せれば幸いですし情報交換もしたいですね。ちなみに私の趣味は美術・旅行ですが国内外の美術館巡りは最大の楽しみです。ついでの温泉巡りと土地の名産に舌鼓をうつこと。
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. 日々の生活が辛いとか、恋人と別れて悲しい、あるいは家庭不和で逃げ出したい… そもそも生きるのが嫌になってしまった…そんな気持になったとき…ちょっと待った 騙されたと思って次の本を読んで欲しい 藤原てい著の 「流れる星は生きている…」 藤原ていさんは先年亡くなられたが夫は著名な作家の新田次郎さんで、次男には数学者であり「国家の品格」の著書でも有名な藤原正彦さんがいる。 この「流れる星は生きている…」は、新田次郎さんの著書の流れで、ずいぶん前に読んだ。 まだ子どもたちが小さかったから20年ほど前だったろうか… 長編ではないので数時間で一気に読んでしまった。 あまりにも衝撃が強すぎて胸が苦しくなるほどだった 簡単な内容 昭和20年(1945年)夏 藤原さんは気象台に努める夫と幼な子三人を抱えて満州の新京に住んでいた… そして突然のソ連軍の侵攻と日本の敗戦。 夫はシベリアに抑留され… 藤原さん親子は劣悪な収容所に収容され日々生命の危機にさらされる。そして脱出、幼な子三人を抱えた決死の逃避行が始まる。 その時、藤原さんは27才で正彦さんは2〜3才であった。 厳寒の新京から現在の北朝鮮を経て38度線を越え、釜山そして博多へと着のみ着のままの命がけの逃避行だった… 引き揚げなんていう生易しいもんじゃない 殺戮、略奪、暴行の阿鼻叫喚、地獄絵図のような中を若い母親は男装して次男を背負い、二人の幼な子の手をひき山野を歩く一年近い逃避行を日記に記したのがタイトルの本だ 凍てつく大地…。子どもは高熱と伝染病にかかり死の危険が迫る…薬品どころか食べるものさえまったくない。 木の皮や草の根をかじりながらも生還を諦めなかった…。 あふれる涙で文字も霞み嗚咽をこらえながら読んだ… とにかく一度読んでみたら、今のどんな 辛い境遇でも、この体験に比べたら天国に思えるに違いない。… … …