華麗なる記憶
こんなところで言うのもなんですが
私 昔はモテたんですよぉ
何て言うと いやったらしい
自慢かよとお思いでしょうが
はい 自慢です
で 当然ながら年を食う訳ですから
同じな訳が無い にもかかわらず
過去の記憶に惑わされるんですね
男なんて黙って座ってりゃ寄って来るのよ
何でもかんでも奢ってくれるのよ
車の送迎?当たり前じゃないの
結果 座ったまま送迎も無い 奢って貰えない
貧乏な哀れなおばさんが出来上がる訳です
どこら辺から間違ったのかなあ
もう10年早く気付いてれば 素敵な彼もいて
まあまあの人生 送ってたんじゃなかろか
過去の記憶 それも華麗な記憶ほど
いつまでも縋ってちゃいけませんね
人生棒に振るってか 人生お先真っ暗になる
みぃんな捨て去って 忘れ去って 踏んづけて
明日からは謙虚なおばさんになろう
ってねー 今更どうすんのさ 打つ手ないべー
やっぱ 気付くの遅すぎたわぁ〜