父へ
父は15年前他界した。
母が亡くなり私と父と娘(幼児)との三人暮らしを1年程続けた、一番の悩みは夕食の献立であった。
娘を母方に渡し私は県外に働きに出た、しばらくして父が呼吸が止まり、病院に自らタクシー手配し担ぎこまれたと近所に住む父の妹から連絡を受けた。
駆けつけると意識はあるが喉に穴をあけ酸素吸引器がついていた、声が出ないので筆談を試みるがうまく会話ができない、はがゆい思い。
父は、1年病床で過ごし私も定期的に顔を見に病院通いの日々、脳梗塞を煩って息を引き取った。
お父さん、育ててくれて魚釣りにも連れて行ってくれて思い出をたくさんありがとう。 つづく、