今日から7月、今年も既に半分が過ぎ、下半期に入った。
実際には仕事も家庭（というか学校だけど）も暦年ではなく年度で動いているから、まだ１クォーターが終わったところだけど、どっちにしても時間が経つのは早いなと。

この7月、個人的にはもうひとつ別の理由で、時の流れの早さを実感させられていて。
理由は単純に誕生月だから。
誕生日だからって何かイベントがあるわけでもないし、単に年齢の数字がひとつ増えるだけのことだけど、既に人生の折り返しをとっくに過ぎている身には、終わりへ向かってまた一歩近づいた気がして、焦りというか寂しさというか、ザワザワとモヤモヤが混ざり合ったような想いがある。

7月は旧歴名で文月。
文字通り素直に読むなら「文の月」で、季節感で言えばむしろ秋をイメージさせる（読書の秋とか文化の日とか）けど、もともとは七夕に歌を詠んだり書物を干したりする風習に由来する、というのが定説らしい。

7月の誕生石はルビー。
子供の頃、「そ・う・ね、誕生石ならルビーなの」の歌で、自分の誕生石がルビーだと知った。
その燃えるような深紅からのイメージだろうか、ルビーは「情熱」や「愛」の象徴なのだと。

情熱的な愛ねぇ…
自分で言うのもなんだけど、普段はむしろ冷静沈着、穏やかで落ち着いていて、情熱的なところはあまり見せない。
ただし、限られた人へ限られた時にだけ注ぐ情熱的な愛なら、心の内に秘めている。
心のザワザワやモヤモヤの正体は、行き場もなく秘めたままの情熱がくすぶっているのだろう。

こうして文章を書くのは割と好きだし、情熱的に愛し合いたい想いも強い。
そう考えると「文月」で「ルビー」の7月は、たしかに自分に合っているような気がする。
夏がやや苦手な夏生まれだけど。

プレゼントに欲しいモノは特にないけれど、もしいただけるなら、貴女の花弁に濡れ光る1粒のルビーをこの指先に（笑）