抽象度とは
「Levels of abstraction」
と言う、元々は分析哲学やコンピューターサイエンスの分野で使われていた言葉です。
その対象の物事を、今見ているものよりも一つ二つ上に抽象化することを「抽象度を上げる」と言います。
例えば、
りんご→果物→被子植物→生物
のように、りんごと限定された一つの果物から、抽象度が上がっていくと、より多くの情報を含んだ概念になります。
りんごの例は生物として抽象度を上げましたが、同じりんごでも、食べ物など、様々な方向性で抽象度を上げる事が出来ます。
例えば、小学生の時に悩んでいた事を、大人になって考えると、大したことではないと思えます。
大人になる成長過程で多くの情報を手に入れ、視点が高くなったからなのです。
つまり、「抽象度が高い」とは、より視点が高く、視野が広く考えられる事を意味しています。