7/12公開【メイ・ディセンバーゆれる真実】
昨日公開の映画【メイ・ディセンバー ゆれる真実】を観ました
-当時36歳の女性が13歳の少年と関係を持ち逮捕、獄中出産を経て出所後に結婚。アメリカで実際に起こった衝撃事件を基にした映画で主演を務めることになった女優のエリザベスは、その夫婦や関係者に自ら取材に赴き、やがて"事件"の真実に近づいてく…。
あなたはこの事件の文面だけ見てどう思う?
良識あるべき大人が未熟な子どもをたぶらかしたとか、もしくは子どもがその未熟さと若さを武器に大人を誘惑したとか。でも夫婦はその後も幸せな家庭を続けている。単純な言葉では語ることはできないのだ。
エリザベスは夫婦の生活、記憶、それぞれの胸中に実際に触れ、役作りをしていく。真実の狭間でゆれる。ありのままを映画で伝えてほしい夫婦もまた、エリザベスと関わることでお互いの想いを再確認する。ゆれる。
特に当時子どもだった夫ジョーは成長が最も大きい。幼虫は蛹となってやがて殻を破り「羽化」して蝶のように羽ばたく。エリザベス役ナタリー・ポートマンや妻グレイシーを演じたジュリアン・ムーアは流石の演技力ですが、大きくて複雑で繊細なジョーの心の変化を見事に演じ切ったチャールズ・メルトンに感服。素晴らしい。
もしも絶賛思春期13歳の僕がふた周り近くも離れた年上女性に言い寄られたら間違いなく行っちゃうね。この作品はそんなお下品さはないけど。僕は行っちゃうね。うん行く。