アメリカは、動いた
今年6月25日、アメリカ下院は「法輪功(ファールンゴン)保護法案」を可決した！

この法案は、中国共産党(中共)に対し、法輪功(ファールンゴン)への迫害を直ちに中止することを要求し、またアメリカに対して中共国家主導による臓器狩り(生体臓器摘出)を阻止するよう求めている。

「この法案は、知らず知らずのうちにまたは、直接に迫害や生体臓器摘出行為に関与した者が、厳しい制裁を受けることを確証している」

この法案は現在、上院を通過しその後、アメリカ大統領のよる署名を経て、正式なアメリカの法律となる。

では、この法案の重要性はどこにあり、将来どのような影響があるのか？

2024年6月25日は、法輪功(ファールンゴン)学習者にとって記念すべき日となるだろう。アメリカ下院が、法輪功(ファールンゴン)に関する最初の保護法案を可決した。これが「法輪功(ファールンゴン)保護法案」と呼ばれる。この法案は、中共に対して法輪功(ファールンゴン)への迫害を直ちに中止することを要求し、アメリカに対しては中共国家主導による法輪功(ファールンゴン)学習者やその他の良心の囚人(民主化を唱える政治犯など)からの「生体臓器収奪(臓器狩り)」の阻止、及び中国の関与者に制裁を課すことも求めている。

制裁内容には、資産凍結、アメリカへの入国禁止、及び刑事訴追などが含まれる。

この法案を起草したアメリカ共和党のスコット・ペリー下院議員は議会での演説で「これは25年遅れの立法だ！」と述べた。

法案に依れば、制定日から180日以内にアメリカ大統領は対外制裁リストを上院と下院に提出することになっており、このリストはその後も、継続的に更新される。

法案では、アメリカ国務長官と保健省に対し、1年以内に中共の臓器移植政策と実践に関する報告書をアメリカ議会に提出することを義務付けている。

更に法案は、アメリカが中共と臓器移植の分野で協力しないこと。及び同盟国や国際機関と協力して、中共による法輪功(ファールンゴン)への迫害を暴露することにも言及している。

これは、中共による法輪功(ファールンゴン)への迫害と中共政府主導の「生体臓器狩り」に直接対処するアメリカ初の立法となる。以前、アメリカは343号決議案を可決したが、それには法的効力が無かった。今回、最終的に上院を通過しアメリカ大統領が署名すれば、国家の法律となる。これはアメリカが初めて中共による法輪功(ファールンゴン)への迫害と法輪功(ファールンゴン)学習者からの臓器収奪という罪を恥として歴史に刻んだことを意味する。

特にアメリカが、中国での関与者リストを公表する場合、そのリストには中国中央政治局の常任委員クラスの人物が含まれる可能性がある。

例えば、江沢民(こうたくみん＝第3代中国共産党総書記)や周永康(しゅう えいこう＝第17期党中央政治局常務委員、党中央政法委員会書記、党中央治安綜合治理委員会主任、国土資源部長、公安部長を歴任、党内序列は2012年の時点で最高第9位であった。2015年6月に汚職によって無期懲役刑が下された)のような人物も含まれる可能性がある。

アメリカは、これら中国中央政治局の常任委員クラスの人物達に対して多くの証拠を持っている。なぜなら、当時の多くの出来事は半ば公開されていたからである。

例えば、衛生部長の黄潔夫(こうけつふ)は、2012年に自分自身で500例の臓器移植手術を行ったと公然と述べている。もし、これらが公表されれば、中共にとって非常に大きな打撃となるだろう！

生きている自国民の臓器を摘出する罪を政府が主導したということは、どの国の政府や国際機関も容認出来ない残虐行為である。

アメリカ政府は、このことを知っていたが中共の要求で人権問題は非公開で話し合われて来た。

しかし、今回は違う！今回は法として制裁が行われる。この一歩を踏み出せば、他の国々や国際機関、EUも追随するだろう！

その結果、中共は世界中から非難されるだろう！