日本初の装甲空母【大鳳】
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かつて日本には、世界に類を見ない超重装甲、超重武装を施した超大型の空母が存在していました。
それが、日本海軍大型装甲空母【大鳳】です。
空母【大鳳】は、煙突と艦橋が一体化した特徴的な【アイランド型艦橋】を有し、また、飛行甲板には2000kg爆弾の直撃にも耐えられるように重装甲を施された装甲空母でした。
【空母大鳳概要】
全長:260.5m
排水量:37000t
速度:33.4ノット
武装
長10cm連装高角砲6基×12門
25o三連装機銃17基×51門
爆雷×6基
常備搭載機数:53機
起工;1941年7月10日
(川崎重工神戸造船所)
竣工:1944年3月7日
【空母大鳳の戦歴】
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日本初の本格的超重装甲空母【大鳳】は、1944年3月に竣工しました。
同年6月に生起したマリアナ沖海戦では、小澤治三郎海軍中将率いる第一航空艦隊の旗艦として参加。
しかし、同年6月19日
早くも米潜水艦【アルバコア】に補足された大鳳は雷撃を受け、数時間後に大爆発を起こして沈没。
竣工後、わずか3ヶ月の短い生涯を終えました。
沈没原因
燃料引火爆発轟沈。
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たった一本の命中魚雷により、ガソリンタンクが破損。
艦内に充満した気化ガスに引火、大爆発を起こしてのあっけない最期でした。
※従来の設計思想である換気用シャッターのない【閉鎖型空母】であったため、被弾時、艦内に充満したガスをうまく換気出来ずに引火爆発したコトが沈没に繋がりました。
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日本海軍が拘っていた【アウトレンジ戦術構想】に基づき建造された大鳳の存在意義は
『常に味方艦隊の前方に進出し、飛来する味方航空隊への補給、再武装を行う【前衛洋上基地】として機能するコト』。
これにより、敵の攻撃圏外から攻撃することが可能となる・・・ハズでしたが?
( ̄▽ ̄)写真添付
これが、夢のアウトレンジ戦術構想に基づき建造された、日本初の大型装甲空母【大鳳】の勇姿です。