竹内まりやの駅が
流れる度に思い出す
出来事がある

もう40年も前の事
当時小生は東京の
小さな商社に勤めて
いた

通常はラッシュに
もまれて通勤して
いたのだが


その日は会合があり
いつもより遅い時間に
出勤した

電車も比較的空いてる
隣の車両の人が見える

あれ、何処で見た人が？

連結ドアの向こうに
いる女性は幼なじみ

過去に3度付き合って
いずれも喧嘩別れ
3年ぶりに見かけた

声をかけようと思えば
直ぐに出来る距離
しかし足が進まない
迷っているうちに
小生の降り駅に

帰宅したその晩
彼女の事が気になり
電話をしたが話し中

その日は父親も自宅で
仕事の電話を頻繁に使い
弟や妹も普段は電話など
使わないのに友人との
打ち合わせなどで使用し
なかなかあかない
結局諦めてしまった

それから半年後に
幼なじみの女性と
仲の良かった友達に
駅でばったりあった

彼女の事で話があると、、

彼女は仕事でイギリスに
3年間滞在する事になり
その前に小生にもう一度
会いたかったそうだ

自分からそれを言い出せず
迷っている時に駅でたまたま
小生を見かけて隣の車両に
乗って小生が気がついて
声をかけてくれるのを
期待したそうだ

あれは偶然ではなかった！

彼女はその日の夜に
思いきって何度も
小生の自宅に電話を
したそうだがずっと
話し中だったとの事

小生も一度かけたが
逆に話し中でしたが
当時の電話はダイヤル式
着信履歴も残らない
たまたま同時にかけていた

運命のいたずらと言うか

もし半年前に彼女から
もう一度やり直したい
3年間待って欲しいと
言われれば、、

いいよ、、待ってるよ、と
返事をしただろう

ところが、彼女を見かけて
一ヶ月後に元妻と交際が
始まり話を聞いた半年後には
結婚の日取りも決まっていた

幼なじみの友人には
それを話した

運命と言うか？、、
今思い出しても不思議です

では、またいつか、笑