1割を捨てる
1対2対7の法則とは何か?
この法則は、アメリカの著名な心理学者カール・ロジャースが提唱した人間関係の経験則です。
10人の集団があった場合、次のような割合で人間関係が分かれるという考え方です。
1割(1人):
どんなに努力しても、あなたを批判したり嫌ったりする人
2割(2人):
無条件であなたを受け入れ、親友になれる人
7割(7人):
どちらでもない中立的な人
この法則は、どんなに人付き合いが上手な人であっても、必ず1人は相性が合わず、何をしても好意的には思われない人がいるという現実を示しています。
「すべての人に好かれたい」
「誰からも嫌われたくない」
と思う気持ちは自然なものです。
しかし、どんなに気を配っても、必ず自分と合わない人が一定数いるという現実を受け入れることで、無駄なストレスや自己否定から解放されます。
たとえば、職場や趣味の集まり、学校など、どんなコミュニティでもこのバランスは大きく変わりません。
親しい2割の人を大切にし、残りの7割には無理をせず自然体で接する。
批判的な1割の人にエネルギーを使いすぎないことが、人間関係を楽にするコツなのです。