やっと市場は気付いたか。丸紅と三菱商事それと旭化成に言及
今日も中東情勢の不安定さで*は、前日に引き続いて日経平均は一時1000*以上下げました。
その中で丸紅と三菱商事が4.5%、3.1%高と逆行高です。
以前も指摘しましたが、総合商社はLNG権益を多く確保しています。
特に丸紅と三菱商事は扱い量の多さとLNG権益の多さでトップになっています。
丸紅は権益の多さでは三菱商事に劣りますが、扱い量(貿易量)では優ります。
どちらが業績に反映するかと言われれば扱い量なので、丸紅の方が上昇しているわけです。
火力発電の燃料はLNGを使用するのですが、総合商社のお陰でショートする心配はありません。
有事には総合商社が大いに役に立ってくれるわけです。
ここで半導体関連の話しに移りますが、以前ガラスクロスと石英クロスについて言及した事が
ありました。
あの時は日東紡と旭化成の話しでした。
両社共高性能半導体の絶縁体として使うガラスクロス、石英クロスのメーカーです。
日東紡は高性能半導体のガラスクロスでは世界シエア7割程持っています。
実は日東紡は4年間で10倍強に株価が上がりました。
地味な繊維メーカーが何故ここまで株価が上昇したのか?
高性能半導体、特にAIデータセンター向けの半導体は、超高速処理の連続になります。
すると発熱が凄く、半端な絶縁体では熱膨張やら伝送損失やらがかなり起こって来ます。
そこでTガラスやNEガラスが登場して来るわけです。
そのガラスをフィラメント状にして編むのです。それがガラスクロスです。
この編むという技術が繊維メーカーは昔からあったわけです。
この編むと言う優位性を活かして、日東紡はガラスクロスを量産したわけです。
そうすると半導体メーカーからどんどん注文が入り、増産につぐ増産になったのです。
これが4年間で株価10倍強になったからくりです。
現在株価は21710*です。地味な繊維メーカーだってこんなに変身できるのです。
次世代の高性能半導体の絶縁材料の地位を狙っているのが旭化成です。
ガラスよりも熱膨張性と伝送損失が少ない石英クロスのメーカーですが、
AI半導体メーカーは既にガラスクロスよりも伝送損失の少ない石英クロスに注目しているのです。
AIサーバーは益々高速化、大規模化して来てガラスクロスでは物理的に無理になって来ています。
これ以上高速化して来ると、伝送損失が増々増えてAI半導体としての働きが出来なくなるわけです。
既に石英クロスは性能評価の段階に移っています。
これが文字通りAI半導体メーカーのお眼鏡に叶うならば、旭化成は量産に移り
日東紡と同じような株価を形成して行っても全くおかしくはありません。
簡単にお眼鏡に叶うわけではないでしょうが、次世代のAI半導体は、石英クロスをものにするしか
無いのです。
と言う事で、旭化成に期待しています。無論日東紡も開発していますが、石英クロスは旭化成が
頭一つ抜きんでいます。
何事もトライ&エラーは起きます。ホールドしてからの我慢も大切ですよ〜。