矛盾を楽しむから、心に余裕ができる
矛盾があったきどうするか。ここが大切な場面です。
日常では、ときどき矛盾に直面することがあります。矛盾とは、物事の道理が一貫しておらず、つじつまが合わないことをいいます。
「無宗教です」と主張しているのに、クリスマスを祝う人。
「未来は知りたくない」と言いつつ、しっかり天気予報をチェックする人。
「仲間外れは嫌」と言いつつ「みんなと同じファッションは嫌」と主張する人。
よくよく考えると、どれも矛盾していると言えるでしょう。
矛盾があると、いらいらして感情が高ぶり「それはおかしい!」と叫びたくなります。特に真面目な性格の人は、矛盾を嫌う傾向があります。
しかし、矛盾があっても、いらいらしてはいけません。世の中は、矛盾があって当然です。残念ですが「世の中は矛盾だらけ」と言っても過言ではありません。
正義が勝つとは限りません。努力も報われるとは限りません。
矛盾を許せなくなると、ことあるごとにいらいらすることになるでしょう。
ここで、矛盾に対する大切な姿勢があります。
矛盾があったとき、いらいらするのではなく、にこにこ楽しめるようになりましょう。矛盾に嘆く必要はなし。
道理に合わないことがあれば「それはおかしい!」といらいらするのではなく「なかなか面白い」とにこにこしましょう。
ポジティブに矛盾を受け止めることが大切です。ポジティブに考えるようにしたい。快く矛盾を受け入れ、楽しむようにしましょう。
「矛盾を楽しむことなんてできない」
そう思う人もいるかもしれませんが、そもそも矛盾は悪いことだと思っていないでしょうか。いいえ、誤解です。
「矛盾=悪いこと」というのは先入観です。
「矛盾」という言葉を辞書で引いてみてください。「道理に合わないこと」「つじつまが合わないこと」といった意味はあっても「悪いこと」といった意味はないはずです。
いつの間にか私たちは「矛盾=悪いこと」と思い込んでいる自分に気づいてください。本当に矛盾を許せなくなると、強烈なストレスを感じて、もはやこの世で生きていくことはできなくなります。常識を覆しましょう。
「矛盾=悪いこと」ではありません。「矛盾=楽しいこと」です。非常識な考え方ではありません。
矛盾を楽しいことだと思えば、本当に楽しくなってきます。もっと心を大きくして、矛盾を楽しめるようになってください。心に余裕があるから、矛盾を楽しめるのではありません。
矛盾を楽しむから、心に余裕ができるのです。矛盾を受け入れるには、大きな心が必要になります。矛盾を受け入れようとすると、心を大きくするよう働きかけることになります。視野や見識の広がりを促し、結果として、心に余裕ができるのです。
さてさて、心理テストいってみましょ♪
ヴァンパイアに血を吸われそうになったあなた。もう逃げられません。どうしますか?
A:「私の血はおいしくない」と訴える
B:「私をヴァンパイアにしてほしい」と頼む
C:泣き叫ぶ
D:「なぜ私の血を吸うの?」と尋ねる