結婚式の服装はそれで大丈夫?覚えておきたい4つのマナー!

結婚式での服装マナー

結婚式での服装マナー

結婚式はフォーマルな場なので、服装にも細かいマナーがあります。マナーを知らずに出席して、周りから浮いてしまっては恥をかきます。また、新郎新婦やご両親に対しても失礼です。大人としての常識がない人だと思われないためにも、結婚式での服装マナーを知っておきましょう。基本的なマナーから、縁起的なマナーまで解説します。

カジュアルな装いはNG

カジュアルな装いとは、普段着や出かけるときに着るような気軽なファッションを指します。一般的に、結婚式は格式の高いものなので礼服を着用します。男性はブラックスーツやダークスーツ、女性はドレスや着物で参列するのがマナーです。新郎新婦から「カジュアルな格好で来てほしい」と要望がない限り、結婚式はフォーマルな装いで参列しましょう。

派手・下品な服装や白いパーティードレスは避ける

幅広い年齢層が集う結婚式では、派手な服装や肌の露出が多い下品な服装は悪目立ちします。せっかくのお祝いムードを壊さないよう、ドレス丈は短すぎないものを選び、ノースリーブのドレスを着る場合は何か羽織って肌の露出を抑えましょう。また、新婦と被らないよう、白いドレスは避けるのがマナーです。同じく男性も、結婚式に参列する際は白い靴下を履かないようにしましょう。白の靴下は、新郎が身につけています。

縁起の悪い装いや殺生を連想させる装いを避ける

結婚式はお祝いの場です。縁起が悪いと感じる装いは避けましょう。つま先が出る履物はカジュアル感がでるのでマナーとしてもNGですが、縁起的にも避けた方がよいといわれています。「つま先が出る」は「妻・先・出る」となり、妻が先立つ忌み言葉になるからです。また、ファーの小物は動物の殺生を連想させるため避けましょう。披露宴では食事もあるので、毛が抜け落ちるファーの着用は、縁起的にも衛生的にも好まれません。

葬儀を連想させるものを避ける

結婚式では、葬儀を連想させるものを避けるのがマナーです。男性はブラックスーツやダークスーツを着用しますが、ブラックスーツに黒のネクタイを合わせると葬儀を連想させます。ネクタイの色は白やシルバー、パステルカラーがおすすめです。また、女性は肌色のストッキングを着用しましょう。黒のストッキングは葬儀を連想させるので、結婚式に適しません。

結婚式の服装選びで意識すること

結婚式の服装選びで意識すること

結婚式はフォーマルな場であるため、マナーなど意識することがたくさんあります。服装選びでは、どのようなことを意識すれば失敗しないのでしょうか?新郎新婦やご両親に失礼があっては、祝福のための参列が台無しになります。また、今後の人間関係にも悪影響があるかもしれません。そうならないためにも、意識してほしい基本的な気遣いを紹介します。失礼のないよう、以下の3つのことを意識しましょう。

個性的より平均的を大切に

普段からオシャレやファッションに関心のある人は、結婚式でも自分らしさを出したいと思うかもしれません。しかし、結婚式は自分をアピールする場ではなく、新郎新婦を祝う場です。個性的なファッションで自分らしさを貫こうとせず、小物などでさりげなく個性を出す程度に留めましょう。ほかのゲストと馴染むこと、招待客として一体感を出すことを優先します。

主役は自分でなく新郎新婦

結婚式に出会いを求めて参列するのはかまいませんが、異性に注目されたいがために目立とうとしてはいけません。結婚式の主役は新郎新婦で、祝福の気持ちで参列していることを忘れないようにしましょう。自分の立場をわきまえて服装を選べば、派手な装いや悪目立ちする服装にはならないはずです。細かいマナーまでは覚えられなくても、主役が誰なのかを意識すれば、失礼のない服装が選べるでしょう。

年齢や立場にあった装い

結婚式は幅広い年齢層が集まるので、年齢も考慮した装いが好まれます。また、同じ年齢でも、友人・親族など立場によって服装マナーが変わります。最近では、女性のパンツスタイルも流行しています。年齢や立場、体型に合わせてワンピースと使い分けてみてはいかがでしょう?結婚式は新郎側、新婦側それぞれのゲストが一堂に会するので、装いも相対的に見られがちです。招いてくれた新郎新婦に、恥をかかせないようにしましょう。

靴や小物にもマナーがある?

靴や小物にもマナーがある?

男性は革靴で、黒色のもの、デザインはシンプルなものにしましょう。装飾が多くなるほどカジュアル感がでます。女性のパンプスは特別な事情がない限り、少し高さのある細いヒールのものがよいです。ぺたんこのパンプスやヒールが太いとカジュアル感がでます。また、アクセサリーも昼間の式では反射の少ないパールなどを選びましょう。夜は少しゴージャスでもOKです。バッグはパーティー用の小さめのもので、紙袋はNGです。

年代別で気を付けること

年代別で気を付けること

結婚式は、新郎新婦の家族や親族、友人、職場関係などさまざまな年代の人が集まります。ゆえに、服装選びも年代に合ったものを選ぶことが大切です。若さを言い訳に無知のまま出席したり、年齢を考えず若作りをしすぎたりすると自分が恥をかきます。また、親族としてなのか、友人としてなのか、服装選びは新郎新婦との関係性も重要です。

20代30代の男性・女性はマナーを知る

20代30代は結婚式への参列が多くなるので、結婚式の服装マナーを知っておきましょう。男性の友人などは略礼装にあたるダークスーツを着用します。白シャツでネクタイも白や淡く明るい色を選びましょう。女性は特にドレスの色に注意します。暗い色のドレスを着た友人ばかりだと地味な雰囲気になります。お祝いの席に華を添えられるよう、派手さのないパステルカラーのドレスを選んだり、小物でアクセントを入れたりしましょう。

40代以上の男性・女性は年相応の装いを

40代以上の男性、女性が親族以外の立場で参列する場合は、年相応の装いを意識しましょう。新郎新婦の友人という立場だけでなく、目上の立場として参列する機会も増えます。落ち着いた雰囲気が感じられる装いがおすすめです。特に女性は、若い頃よりも丈の長いドレスにしたり、上品な小物を合わせたりして年相応の装いにしましょう。

親族は立場にあった装いを

新郎新婦の父親は、モーニングまたは紋付き袴、母親は黒留袖を着ます。男性の親族は、準礼装にあたるブラックスーツの着用がマナーです。同じ黒でも、ビジネススーツとは別物になるので注意しましょう。女性の親族は、華やかさよりも上品さを意識します。落ち着いた色味のドレスを選ぶとよいでしょう。着物の場合は、新郎新婦との血縁の近さに合わせて色留袖や振袖、訪問着を着用します。

結婚式の服装マナーを守ることできちんとした印象を与える

結婚式の服装マナーを守ることできちんとした印象を与える

結婚式に参列する際は、大人の常識として服装マナーを守った装いで参列しましょう。新郎新婦の招待者である自分が、きちんとした印象を与えることで、新郎新婦の株も自分の株もあがります。ご祝儀やプレゼントを贈ることだけがお祝いではなく、きちんとした装いで出席するのも祝福の形です。結婚式の服装マナーを押さえてきちんとした装いで出席すれば、言葉だけでなく装いからも祝福が伝わるでしょう。