価値観の違いを感じたら|よく考えてベストな道を選ぼう

夫婦や恋愛でよくある価値観の違いとは

夫婦や恋愛でよくある価値観の違いとは

彼氏や彼女、または夫婦間で価値観が違うと感じる原因には何があるのでしょうか。価値観とひと言で言っても、考え方や結婚生活を送るうえでの習慣の違いなどさまざまあります。また、相手のクセや言葉遣いに違和感を感じてカップルの関係がギクシャクしてしまうことも。さらに、普段の生活では気にならなかったのに、旅行先での言動で価値観の違いを感じた人も少なくありません。自分とまったく同じ考えや価値観を持っている人はいないと頭で分かっていても、どうしてもすり合わせができない部分に違いを感じてしまうと別れてしまったり、夫婦関係が破綻してバツイチになってしまったりします。

お互いの倫理観が違う

「お互い価値観が違う」という場合、価値観は倫理観に置き換えて考えることもできるでしょう。倫理観とは、人としてやるべきことややってはいけないことなどの線引きです。良心やモラル、正義感なども倫理観に通じます。倫理観が違うと、一緒に過ごすうえでどちらかが大きなストレスを抱えることになります。たとえば、ゴミの分別をしないで捨てる人ときっちり分別して出している人のカップルの場合、分別をする人にとってすべて一緒にしてゴミを出す人の行動は理解できないでしょう。

金銭感覚が違う

金銭感覚の違いも二人の間に大きな距離を作るきっかけになります。たとえば、毎月の給料からコツコツ老後に向けてお金を貯める人と、毎月の給料はすべてひと月で使い切ってしまう人が一緒に暮らすと、少しずつ出し合って二人のための貯金をするのは難しくなります。また、旅行に行くときは高級な旅館に泊まりたい人と手頃なビジネスホテルで十分と考える人も金銭感覚が違うので、一緒に旅行に行くときの宿を決めるときにもめる可能性があるでしょう。

仕事へのエネルギーの向け方が違う

仕事に対するエネルギーの量が違うと、すれ違ってしまうこともあります。やるべき仕事に全力を傾けて終わらなければ残業や休日出勤もいとわない人と、仕事は収入を得るためと割り切って定時で帰る人が一緒にいると、プライベートの時間をなかなか共有できないため、忙しくない働き方をする人に不満が溜まってしまうこともあるでしょう。また、仕事が好きな人から見ると、割り切った働き方はつまらなく感じるかもしれません。

結婚観に対する違い

結婚観に対する違いも二人の仲を遠ざけることがあります。どちらか一方が結婚を望んでいるのに、もう一人は結婚に興味がない場合、結婚願望がある人は先行きに不安を感じます。「このまま付き合っていても結婚できないのでは」と考えて、結婚できる人を新たに探そうとするかもしれません。特に女性で子供が欲しい場合は、年齢が上がるにつれて妊娠しづらくなるので、二人の相性を大切にするのか結婚することを優先したいのかよく考えて相手を選ぶ必要があります。

趣味や嗜好など性格的な違い

趣味や食べ物など嗜好の違いは、カップルにとって価値観の中でもそれほど深刻な問題ではない場合と、二人の間に溝ができる大きな原因になる場合があります。たとえば、早朝に起きて釣りに行くのが趣味の男性と、仕事がいつも遅くて眠るのが夜中の1時の女性が一緒に暮らすと、顔を合わせる時間が極端に減ってしまいます。会話がないことが原因で二人の間にすれ違いが起こってしまうこともあるでしょう。また、嗜好が大幅に偏っている人は、食事の支度をするときに材料や調味料などを考えなければいけないので、毎日の積み重ねになると負担になることもあるでしょう。

共同生活をするときの習慣の違い

生活習慣の違いに耐えられなくなって別れるカップルもいます。生活習慣は朝起きてから夜寝るまでそれぞれのやり方があるため、同じ人はいないと考えた方がよいでしょう。そのうえで、お互いに目をつぶれるところは妥協して歩み寄ることが大切です。たとえば、玄関で脱いだ靴を揃えない、洗濯物をそのまま洗濯機に入れる、夕食の片付けを翌朝までしないなどは、1つずつを見ると大したことではありませんが、毎日一緒に生活していくと気になってしまうかもしれません。

価値観の違いに気づいたときの乗り越え方

価値観の違いに気づいたときの乗り越え方

価値観が違うと気づいたときの乗り越え方を紹介しましょう。一度気になりはじめると、相手と自分の違うところばかりに目が行ってしまい「実はすごく相性が悪いのではないか」「別れた方がいいのでは」と思い詰めてしまうことがあります。しかし、価値観の同じ人はいません。お互いに尊重しながら歩み寄る努力をすることが大切です。

自分の気持ちを恋人や配偶者に伝える

まず、価値観の違いに気づいた自分の気持ちを恋人や配偶者に伝えましょう。違いに戸惑っているのか、理解したいけれど気になってしまうのか、どうしてもやめてほしいのか考えてみてください。相手にとっては今まで当たり前だと思ってきたことなので、パートナーに嫌な思いをさせていることに気づいていない場合もあります。まず、価値観が違うと分かって自分がどう感じているのかを冷静に伝えてください。

二人で自分の考えについてじっくり話し合う

お互いに価値観が違うことについてどう思っているのかも話し合ってみましょう。「そんなに気になるなら、やめるよう努力する」と言ってくれるかもしれません。または、「子供の頃からの習慣だから今さら変えられない」と言われる可能性もあります。二人にとって納得できる妥協点が見つかるまでじっくり話をしてください。すぐに答えが出ないことも多いので、時間をかけて何度か話し合いを重ねてみましょう。

どうしても歩み寄れないなら別れや離婚を考える

価値観の違いが気になって、どうしてもお互いに歩み寄れない場合は、別れや離婚の選択肢も視野に入れましょう。特に倫理観や金銭感覚、結婚観などは変えようと思ってもなかなか変えられないものです。お互いの価値観を尊重してもどうしても違和感を感じてしまうなら、無理に一緒にいる必要はありません。話し合いをきちんとして、お互いにとってベストな選択をしてください。

価値観の違いがあるのは当たり前|相手と向き合う努力をしよう

価値観の違いがあるのは当たり前|相手と向き合う努力をしよう

価値観の違いがない人を見つけるのはほとんど不可能といえるでしょう。お互いに違いがあるからこそ惹かれる面もあるので、共通点があれば大切にしながら、相手を尊重して価値観の違いも受け入れるようにしてみてください。無理に変えてもらうのではなく、話し合って妥協点を見つけていくようにしましょう。