デリカシーの意味って?デリカシーがない人との付き合い方も紹介

デリカシーの意味

デリカシーの意味

「あなたってデリカシーがない人ね」といわれたら、多くの人はあまりほめられていないと感じるでしょう。しかしニュアンスはわかっていてもデリカシーの本当の意味を明確にわかっている人は少ないかもしれません。デリカシーにはどんな意味があるのか、どのような使われ方をするのかきちんと知っておくと、間違った使い方をして相手を傷つけたり誤解を生んだりすることがなくなります。

デリカシーは英語

デリカシーは英語です。delicate(デリケート)の名詞になります。delicateは形容詞で、繊細という意味があります。delicacyには、繊細、気配り、配慮などの意味があります。また珍味やごちそうの意味でもdelicacyは使われます。

デリカシーがないと言われたらどういう意味?

delicacyは日本でも英語とほぼ同じ意味で使われます。「デリカシーがない」とは、気配りや配慮がないというネガティブな意味合いのときにいわれる言葉です。

こんな人が周りにいたらデリカシーがない人かも

こんな人が周りにいたらデリカシーがない人かも

気配りや配慮ができないデリカシーがない人は、実は身近な周りにもいるかもしれません。はっきりとその人を見て「デリカシーがないな」と感じる場合だけではなく、なんとなく一緒にいて気疲れする人や楽しいと感じられない人、一緒にいるとついイライラしてしまう人などは、相手がデリカシーに欠けているから一緒にいて居心地が悪くなってしまっている可能性があります。あまりいい印象を持てない人が近くにいたら、その人の発言や行動をよく観察してみるといいでしょう。

今いる状況の空気が読めない

今自分がいる状況の空気が読めない人はデリカシーがない人です。たとえばずっと勉強をがんばってきた友達が大切な試験に受からなかったとき、相手の気持ちを考えずに「まあちょっと勉強が足りなかったってことだね」、「運がなかったんだよ」などと気軽な感じでいわれたら、「人の気持ちがわからないんだな」とイラッとするでしょう。KY(空気が読めない)な人は、どこに行っても周囲の人が目をひそめるような地雷を踏む発言をしてしまいがちです。

付き合い方のマナーがわからない

人付き合いをするときのマナーがわからない人も、デリカシーがない人です。人付き合いには明確なガイドラインがあるわけではありません。土地柄によっても違いがあります。また、その人の持つキャラクターや雰囲気などで同じ言葉を発しても許されてしまう人と、周囲の人が一線を引いてしまう人がいます。しかし、人付き合いのマナーがわからない人は、初対面またはあまり親しくない人に学歴や職業を聞いたり、プライベートなことを平気で聞いたりして相手を嫌な気持ちにさせます。相手のことを知りたいと思っても自分からいろいろ突っ込んだ質問ばかりすると、ときにはデリカシーがない人だなと思われてしまうので気をつけましょう。

心配りができず相手の神経を逆撫でするようなことをいう

心配りができなくて、無意識に相手を嫌な気持ちにさせてしまう人もデリカシーがないといえます。どんなに的を得た発言や意見でも、言っていい場面と悪い場面があります。他人の気持ちを考えない発言ばかりしていると、たとえ自分に向けられた言葉ではなくても周囲の人から一緒にいて楽しくない、人の悪口ばかりいう人などのイメージがついてしまい、友達が減ってしまうでしょう。デリカシーがない人は、自分がされたら嫌なことやいわれたら傷つくと思うことを、ほかの人に平気でしてしまうところがあります。

思いやりやモラルがない

思いやりやモラルがない人もデリカシーがないと思われてしまいます。思いやりとは相手の気持ちを推しはかり、どんな言葉をかければ相手を労ったり、喜ばせたりできるか考えることです。相手の感情や状況をその人になった気持ちで想像してから発言や行動をしないと、気付かないうちにデリカシーのない人になっている場合もあります。また、発言だけではなく、言葉使いが汚い人や身だしなみが悪い人、食べ方が汚い人などもデリカシーがない人といえるでしょう。

デリカシーがない人への対処法

デリカシーがない人への対処法

デリカシーがない人と接するときの対処法を紹介します。デリカシーがない人が身近にいたら、「あまりそばにいたくない」、「付き合いをやめたい」と思うかもしれません。しかし、仕事上やほかの友人たちとの関係の事情もあり、まったく接しないわけにはいかない場合もあります。なるべくデリカシーのない人の悪影響を受けないためにうまく接するようにしましょう。

自分の気持ちや心情をあまり話さない

デリカシーがない人には、自分の気持ちや心情をあまり話さないようにしましょう。デリカシーがない人は空気が読めないので、平気でいって欲しくない人に自分の話をしてしまう、状況を考えないで無責任な返答をしてその人を傷つけるなどの行動を取ります。なるべく自分の話をしないようにすれば、デリカシーがない人と共通の話題も減るため、被害を最小限にできるでしょう。

相手の言葉にいちいち反応しない

デリカシーがない人は思いやりがないので、「何で今のタイミングでそんなことをいうんだろう?」と腹が立つこともあるかもしれません。また、デリカシーがない人の自己中心的な言動に、何かひと言注意をしたくなることもあるでしょう。しかし、デリカシーがない人に何かを言って相手を怒らせてしまった場合、ほかの場所で何を言われるかわかりません。イラッとすることがあってもいちいち反応しないようにしましょう。

こういう性格の人だと割り切る

デリカシーがない人は、自分が配慮や思いやりのない人だと気づいていません。だからこそ、その場の空気を読めない発言や行動ができます。誰かがデリカシーがない人を注意しても性格が改善する可能性は低いので、「この人はこういう人だから気にしないでおこう」と割り切ってスルーした方が賢明です。最低限の関わりだけを持つようにしましょう。

デリカシーの意味は他人の感情を気にせず行動や発言をする人

デリカシーの意味は他人の感情を気にせず行動や発言をする人

デリカシーは、英語で気配りや配慮、繊細などの意味があります。デリカシーがない人は気配りができない人。また、繊細ではない人という意味になります。周りにデリカシーがない人がいたら、なるべく自分の話はせずに距離を置いて付き合うようにしましょう。相手の言葉や行動がストレスになることもありますが、こういう性格の人だからと割り切って受け流すようにするといいでしょう。