パーソナルスペースが広い男性の心理とは?恋愛攻略法を教えます

パーソナルスペースが広いとは

パーソナルスペースが広いとは

パーソナルスペースは、他人に入ってこられたくない個人的な領域のことです。この領域が自分を中心に広いと、その分他人に近寄られたくないということ。人はパーソナルスペースに望ましくない他人が入ってくるとストレスになりますが、パーソナルスペースが広い人は、狭い人に比べて対人距離を遠く持つ傾向があります。また、お互いの親密さの程度も、パーソナルスペースが狭い人に対して限定的です。日常の交友関係でも、狭い人に比べてストレスを強く感じる場面が多くなります。

パーソナルスペースとは

パーソナルスペースとは、なわばりのようなもので、他人の侵入を許したくない個人的な領域・空間のことです。人によりこの空間の広さはさまざまで、目に見えるものではありませんが、パーソナルスペースの境界線を超えて、距離感を詰められると不快や不安に感じます。動物だと自分のなわばりに侵入してきた相手に危険を感じ、攻撃して追い出そうとするでしょう。パーソナルスペースは、公衆距離、社会距離、個体距離、密着距離の4つのゾーンで図られます。

パーソナルスペースが広い人は交友関係がストレスになる

パーソナルスペースが広い人でなくとも、人混みや満員電車は大きな苦痛を伴うでしょう。電車で席の感覚が空いているのに、真横の位置にこられたら、あなたも嫌悪感をあらわにするかもしれません。パーソナルスペースが広い人は、気心の知れた仲間や友達と寝食をともにする状況であっても、抵抗反応が生じて緊張が続きます。また、こちらは親しみをこめて距離を縮めても、パーソナルスペースが広い人にとっては、表には出さなくとも不快感を押し殺して余計にストレスをためていることがあります。相手は自分にとって不快を感じさせる相手と認識してしまい、好意や好感につなげにくくなるのです。

パーソナルスペースが広い男性の心理と特徴

パーソナルスペースが広い男性の心理と特徴

パーソナルスペースが広い男性は、なわばりを守る本能が強いため、なわばりを置いて外に出ていくのでなく、自分の内側を大切にする傾向があります。大人の発達障害や繊細さんと呼ばれるHSPの特性などを持っている場合も少なくありません。その特性は基本的に、軽減させることはできても治すことはできないのです。そのため、パーソナルスペースが広い男性を、理解して受け入れるために、彼らの心理と特徴を知ることが欠かせません。

慎重で警戒心が強い

パーソナルスペースが広い男性は、慎重で警戒心が強い傾向にあります。刺激に敏感な人や繊細な感性を持ち人の影響を受けやすいタイプも少なくありません。なかなか心から人に気を許せず、親密な距離感を避けたり、近寄られたら離れて行ったりするなど「もしかして嫌われているかも」と思わせる行動をとることがあります。しかし、嫌いというより、まだまだ警戒して心を開いていないだけの場合が多いのです。まずは、相手のパーソナルスペースを尊重することが大切です。

一人の時間を大事にする

パーソナルスペースが広い男性は、交友関係がストレスになるため、安心できる一人の時間は削りたくないと考えています。好きな人とはいつも同じ空間にいて、たとえ会話をしなくても隣にいたいと考えるタイプの女性からすれば「一人の時間を持ちたいなんて私のことがそう好きではないのかも」と寂しい気持ちになるかもしれません。しかし、常に人と同じ時間を過ごすことで、心身ともに疲れるパーソナルスペースが広い男性にとっては、大切で大好きな人とであっても自分だけの時間を優先させてほしいと思うのです。愛情とパーソナルスペースは関係がないと覚えておきましょう。

自己主張は控えめだけどじつは頑固

パーソナルスペースが広い男性は、親しい友達や仲間を多くつくるつもりはありません。人が周りに集まることで、自分のパーソナルスペースを脅かされる可能性が高くなるためです。自己主張や自己開示は必然的に低くなります。しかし、じつは頑固な面もあります。他人との境界線がはっきりしており、嫌われたくない気持ちが強いわけでもありません。よって、ときに毅然として言いたいことを言う強さもあり、人に折れるより、自分のスペースを守るのです。こうした態度が恋人からすれば、冷たいと感じることもあるかもしれませんが、彼らが自分を守る対処法のひとつなのです。

パーソナルスペースが広い男性との恋愛テクニック

パーソナルスペースが広い男性との恋愛テクニック

パーソナルスペースの広い男性は、自分のパーソナルスペースが理解されていると感じれば安心感を得ます。どうでてくるかわからないような、行動が読めない相手には不快を感じやすくなります。大切なのは、自分が理解されたいという願望を通すのでなく、相手を理解したいと心を寄せることです。

自分のペースに巻き込まない

パーソナルスペースが狭いタイプの女性は、自分が思ったり感じたりしていることは、相手も同じだととらえる傾向にあり、ついつい自分のペースで進めがち。LINEや電話のペースは、できるだけ相手に合わせたいものですね。返信を催促すると、相手は息苦しさを感じます。会話では、たとえ沈黙があってもせかさず、相手から言葉がでるのを待つ気持ちで。自己判断よりは、相手にこれは不快ではないか?どこまでだったら大丈夫か?を言葉で確認していく方法もおすすめします。また、不快と感じたら遠慮せずに言ってもらえるとうれしいと相手に伝えておくことも一案です。

安心感と信頼感を与える

パーソナルスペースの広い男性は、恐れが強いため安心感・信頼感を与えることが何より大切です。唐突なスキンシップや過剰な接近では、相手は落ち着けません。相手のパーソナルスペース内に入るときには「くっついていい?」「手を握りたいな」などと一声かけてみましょう。もし、相手のパーソナルスペースに急に踏み込んで不快にさせても、誠意を持って謝れば、信頼できる人だと認識されるでしょう。お互いを理解するには、ある意味失敗と成功を重ねることが不可欠なのですから。

詮索しない・かまいすぎない

パーソナルスペースの広い男性は、詮索されたり束縛されたりするのを嫌います。恋愛初期は相手もあなたに嫌われたくなくて、多少は我慢するかもしれません。しかし、人は相手に合わせ、無理に従っている思いが強いほどにストレスを抱えてしまいます。相手が嫌なものは嫌と言えるような状況を作ることが大切。相手がそっとしておいてと要望を出しても「寂しい」「一緒にいたい」と甘えると、負担をかけてしまいかねません。相手の要望は素直にそのまま受け入れる懐の広さが大切です。

パーソナルスペースの広い男性を変えようとしない

パーソナルスペースの広い男性を変えようとしない

パーソナルスペースは侵されたくない自分の領域で、動物の生存本能に関わる変えがたい個性です。相手のパーソナルスペースを尊重することが、恋愛だけでなく人間関係の基本。相手にもっと距離を縮めてほしいと要求するのでなく、相手を変えずに自分の考え方を変えましょう。自分が理解されたいと思うより、まず相手を理解すること。人はまだまだ自分のパーソナルスペースさえ理解できていないこともあるものです。お互い話し合いを持つのもまた、理解し合えるチャンスになるでしょう。