恋愛依存とは?男性と女性心理による違いを徹底解説!

恋愛依存とは?

恋愛依存とは?

恋愛依存は、恋愛に依存して自分の心の隙間を埋めようとすることをいいます。過去に何か傷つく経験をして、その傷を恋愛に依存することで無意識に癒やそうとします。そのため、通常の男女の付き合いと比較すると束縛が激しかったり、自分を犠牲にしても尽くそうとしたりするなど、愛情表現が歪んでいるケースも多く見られます。恋愛依存症の人は、愛されたい欲求が強くまた相手が去っていくことを極度に恐れている面もあります。相手に尽くしていたかと思うと、思い通りにならずに感情的になったり、相手を突き放したりととても情緒が不安定です。男女関係なく恋愛依存症になる可能性があります。

男性の恋愛依存の心理

男性の恋愛依存の心理

男性の恋愛依存する人の心理を見ていきましょう。男性の恋愛依存の場合は、女性のように相手に尽くすよりも好きな女性を束縛する行動に出ることが多いようです。また、愛情表現の一つでもある性的関係を常に持ちたいと考える男性も少なくありません。セックスをすることで、女性は自分のことが好きで受け入れてくれていると感じます。しかし、女性は気持ちが高まらないとセックスができないことも多いため、恋愛依存の男性から頻繁に体の関係を求められると苦痛に思う人もいます。

男友達が相手でも嫉妬する

恋愛依存の男性の典型的な特徴は嫉妬です。好きな女性がほかの男性とデートをするのはもちろん、一緒に歩いているところや話しているところを見るだけでもやきもちを焼きます。また、付き合っている彼に紹介してある男友達と出かけることさえ嫌がる場合も。「彼女がほかの男性を好きになって見捨てられるのでは」と不安な気持ちがあるため、彼女が男性と出かけるのを認めようとしない、男性と一緒にいるところを見て激怒するなどの行動を取ります。

恋人の行動を把握するため頻繁に連絡する

恋愛依存の男性は、彼女が自分と一緒にいないときに何をしているのかとても気になります。そのため彼女に頻繁にメッセージを送ったり電話をしたりします。これも、彼女が自分を愛しているのか、見捨てられないかと不安な気持ちから来る行動です。彼女が電話に出たり、すぐに返信してくれたりすれば彼は安心します。しかし、何度電話をかけても出てくれない、メッセージがなかなか既読にならないことが続くと不安になり、さらに頻繁に連絡を入れてしまいます。

女性の恋愛依存の心理

女性の恋愛依存の心理

恋愛依存の女性の心理も見ていきましょう。女性の場合も、恋愛依存の男性と同じようにほかの女性と会っているところや話しているところを見ればやきもちを焼きます。また彼が仕事で遅くなるときや友達や職場の人と出かけるときも本当かどうか疑って彼に連絡を入れたりすることもします。しかし、恋愛依存の男性と大きく違うのは、好きな男性がいる自分自身を好きな人が多い点でしょう。そのため、彼と別れて独りになることを極端に避けようとする傾向があります。

彼氏の世話を焼きたがる依存体質

恋愛依存の女性に多いのが、彼の世話を焼くタイプです。彼氏が一人暮らしの場合は、食事作りから洗濯、掃除など家政婦のように家のことをすべてやろうとします。また、合鍵を欲しがり、食事の支度をして彼が家に帰ってくるまでずっと待っていることも。付き合って最初のうちはそんな献身的な女性の態度に感激している男性も、毎日のように家で待っていられては自分の時間が持てません。「そんなに頻繁に来なくていい」と伝えれば、恋愛依存の女性はすぐに捨てられるのではと不安になり、彼に執着してますます二人の関係を悪化させてしまいます。

恋愛関係にある人がいる自分が好き

恋愛依存の女性は、誰かを好きでいる自分自身に酔っている傾向があります。自分の生活は放り出して彼氏の世話をしている自分、彼をずっと待っている自分、彼の言う通りにしている自分が大好きなのです。彼がいないと自立できず、自分の考えや好みなどが確立していないため、彼に飽きられたり別れを切り出されたりすることを恐れています。彼がいなければ、自分の存在の意味がないと考えて彼に執着します。

恋愛依存を改善する方法

恋愛依存を改善する方法

もしも過去の恋愛がうまくいかなかった原因が自分にあるのかもしれないと考えたり、恋人に対する執着や嫉妬心が普通ではなかったかもしれないと思ったりするなら、恋愛依存体質を改善するチャンスかもしれません。恋愛依存症の人は、自分が恋愛に依存していることすら気づきません。しかし、昔の恋愛を振り返り自分の言動を改めて分析する気になれたのなら、恋愛依存から抜け出して好きな人ともっといい関係を築けるでしょう。恋愛依存を改善するためのポイントをお伝えします。

恋愛関係以外の人間関係を充実させる

恋愛関係以外の人との付き合いを大切にしましょう。仕事の上司や同僚との関係、友達との関係などが円滑に行くよう意識してみてください。友達と食事をしたり出かけたりして、恋愛以外の楽しさも味わいましょう。また、新たな習い事や勉強などを始めるのもいいですね。恋愛以外に楽しめるものが増えると人生そのものが充実してきます。

自己肯定感を高める

恋愛依存の人は、恋愛相手がいることで自分の存在価値を確認します。彼氏や彼女がいなくても、かけがえのない大切な一人の人間であることを理解しましょう。恋愛しているときの自分は忘れて、自分の好きなところを書き出してみてください。任された仕事は最後までやる、早起きが得意、いい声をしている、目元が好きなど、なんでも構いません。自己肯定感を高めることで人に依存しなくても自分を好きになれます。

生活のリズムを作る

自分の生活のリズムを作るようにしましょう。毎日行うルーティンな仕事や作業を思い出してみてください。それから、1週間のルーティン、1か月のルーティンを書き出してみましょう。やるべきことややりたいことは、なるべくいつも同じ曜日や時間に行うと習慣にしやすくなります。自分の生活のリズムができれば、好きな人ができてもその人にすべて合わせてしまうことはなくなります。

恋愛感情と恋愛依存は違うことを理解しよう

恋愛感情と恋愛依存は違うことを理解しよう

恋愛依存は、大恋愛をしているときの感情に似ているところがあります。そのため恋愛に依存しているのに、大好きな人との幸せな恋愛をしていると勘違いする人も少なくありません。しかし、恋愛依存は心のどこかに不安を感じています。彼や彼女がいないと落ち着かない気持ちになったり、相手のことが好きなのに感情的になってしまったりするなら恋愛依存かもしれません。