男性の性欲減退はいつから?セックスレスにならないために

男性の性欲減退はいつから?原因は?

男性の性欲減退はいつから?原因は?

肉食系や草食系など男性の性欲の強さを表すような言葉はいろいろありますが、すべての男性がいつまでも女性に対して興味を持ち、貪欲なわけではありません。男性も性欲が減退する時期はあります。原因はさまざまで個人差もあるので、若いのにあまり性欲がない人や歳を取ってもいつまでも性欲があり、女性を求める男性もいます。性欲が落ちるきっかけは以下のようなものが考えられます。

加齢の影響

年齢を重ねていくと自然と性欲が落ちていき、あまり女性に興味がなくなったり女性と一緒にいたい気持ちはあるけれど、体の関係になったときに女性を満足させられなくなったりする場合があります。特に病気などではなく加齢による性欲減退は誰にでも起こる可能性があります。加齢で性欲が減退するとそのまま緩やかに低下していくケースと、パートナーの女性が変わるなどで復活する場合があります。

更年期障害の一つ

更年期障害の一つの症状で、性欲が減退することがあります。更年期障害は女性の閉経前後に起きるさまざまな症状がよく取り上げられますが、実は男性にも更年期障害があります。性欲減退だけでなく、急に汗が出たりのぼせたり、病気ではないけれどなんとなく不調を感じたり憂鬱な気分になったりするなら、男性の更年期なのかもしれません。症状の強さや出方、更年期障害が出る時期などは人によって違います。

女性が出産や育児を始めてから

結婚している男性の性欲が減退する原因の一つに、妻である女性の出産や育児が関係している場合があります。出産に立ち会った男性は、神聖で神秘的な瞬間に立ち合い感動する人ばかりではなく、女性の出産シーンを見て衝撃を受けてそれ以降妻と性生活を送る気にならなくなってしまう人もいます。また、育児中の女性が子どもに意識が向いてしまい夫をあまり気にかけなくなったり、妻自身が育児で忙しくて身なりに構わなくなり夫が女性として見られなくなったりして性欲が減退することもあります。

ホルモンのバランスが崩れて

男性の性欲は男性ホルモンと密接な関係があります。男性ホルモンの一種であるテストステロンは男性の睾丸で作られ、性機能や生殖能力などに影響します。ストレスなどでホルモンのバランスが崩れてテストステロンの分泌が低下すると、性欲が減退したような症状になることも。テストステロンの分泌がもっとも盛んなのは20~30代の頃で、それ以降は徐々に減っていきます。

性機能障害になって

性機能障害になった場合も性欲が減退します。性機能障害は、男性の性的な興奮や勃起、性交、射精、快感のすべてを含みます。これらのどれか一つに不全があるならば、性機能障害となり、よくいわれる「ED」の症状になります。自分がEDなのかどうかは、病院に行く前にチェックシートなどで確認できるので、不安な場合は、チェックシートを試してみるといいでしょう。

夫婦生活に飽きてセックスレスになってから

長く同一のパートナーと一緒に過ごしていると、自然と性生活が減ってしまうカップルもいます。セックスレスになるかいつまでも男女の関係を保てるかは、お互いの関係性や相性などさまざまな要因があります。子どもの親としてしかパートナーを見られなくなってしまったり、家族という意識が強く女性として見られなくなってしまったりすると、セックスレスの夫婦になりやすくなります。

彼氏や旦那の性欲減退が分かったらどうすればいい?

彼氏や旦那の性欲減退が分かったらどうすればいい?

もしも、自分の彼氏や旦那などが性欲減退して、満足できる性生活ができなくなったらどうすればいいのでしょうか。男性にとっても性欲が減退することは、とてもショックで面目ないと感じています。あまり性欲減退について話をするのではなく、相手のプライドを保ち傷つけないように接してあげる必要があります。決して彼氏や主人に性欲が減退したことを責めたりからかったりしないようにしましょう。

セックス以外のスキンシップをはかる

性欲が減退しているときは、男性がセックスをしたい気持ちにならないケースとセックスしたいけれど体が思うように反応してくれないケースがあります。どちらの場合も無理に迫ってもできないので、セックス以外のスキンシップなどをして、パートナーがどう感じるかを二人でゆっくり探ってみましょう。キスをしたり裸で抱き合ったり、手を繋ぐだけでもいいでしょう。パートナーが嫌がらない程度にスキンシップを取るようにしてみてください。

気持ちは通じていると信じて待つ

男性がまったくその気にならない、または性欲が減退したことにショックを受けている場合は、スキンシップも控えた方がいい場合もあります。ただし、性欲が減退しても彼女や妻のことを嫌いになったわけではないので、女性側もなるべく変わらない態度で接してあげてください。気持ちが通じて分かり合えていると確信できれば、二人の心は満たされます。

治療を受ける

EDや更年期障害による性欲減退の場合は、病院で専門的な治療を受けることで改善する場合が多いので、ぜひ一度専門医師に相談してみてください。病院に行くと原因をいろいろ特定して、症状改善のための薬を処方してくれます。最初は病院に行くのを嫌がるかもしれませんが、一度診察を受けるよう説得してみましょう。

子ども抜きでデートする

夫婦でセックスレスになっているならば、男女の関係を思い出すデートがおすすめです。子どもを預けて、二人で食事に行ったり映画を見たり出かけてみてください。付き合っていた頃に二人でよく行った思い出の場所に行くのもいいでしょう。昔話をしながら、当時の好きだった気持ちを思い出せば、もう一度ラブラブな二人に戻れます。

ストレスを減らす

ストレスは性欲減退に大きな影響を与えます。なるべくストレスを減らすような環境を作ってあげましょう。パートナーの好きなものを作ってゆっくり一緒にご飯を食べたり、温泉に行ったりするのもいいですね。休みの日は睡眠を十分にとってリラックスできるようにサポートしてあげてください。

男性の性欲減退はいつからでもあり得る

男性の性欲減退はいつからでもあり得る

男性の性欲減退はいつからとははっきりいえません。加齢以外にもさまざまな原因があり、自分でその原因に気づいていないこともあります。ストレスは性欲減退に大敵なので、男性がストレスを減らせる環境を作ってあげましょう。また、更年期やEDなどは治療で症状の改善が期待できるので、病院に行くことをおすすめします。