腕組みをする心理とは?腕組みの仕方や男女では異なる意味を持つ?

人が腕組みをする心理とは?

人が腕組みをする心理とは?

人は誰しも、無意識におこなうしぐさや癖を持っています。周りを見渡すと、腕組みをする人がいることに気がつくでしょう。意識しないで自然とするしぐさには、実は心理的に深い意味が隠されていることがあります。人が腕組みをするときには、いったいどんな心理があるのでしょうか。腕組みをする人が抱いている気持ちの特徴と、なぜ心理が腕組みというしぐさに現れるのかを紹介します。

周囲に警戒心を持っている

腕組みは、周囲に警戒心を持っているときにするしぐさです。腕を体の前で組み合わせると、腹部を守る姿勢をとることができます。人にとって大切な心臓などの臓器が集中している腹部を、自分の腕を交差させて守っているのです。そのため、他人と空間を共有する公共交通機関の中などでは周囲を警戒する心理が働き、人は無意識に腕組みをすることがあるのです。また、初対面の人や苦手で受け入れがたいと感じる相手を前にした場面でも、思わず腕組みをするケースが見られます。

考えごとをしている

考えごとをしているときも、無意識に腕組みをすることが多いでしょう。真剣に物事を考えるとき腕組みをすることで体が安定し、周囲との間に壁を作れます。腕でパーソナルスペースを確保することで、自分の世界に集中しやすくなるのです。座っているときはもちろん、立っている場合や歩き回って考えごとをするときにも、腕組みをする人がいます。また、考えごとだけでなく、悩みがあるときにも腕組みをするケースがあります。悩みごとに不安を感じているため、心と体の安定感を上げるために腕組みをするのです。

そのほかの腕組みする心理

腕組みをする理由には、ほかにもいくつかの心理的な要素があることが考えられます。退屈なときに手持ち無沙汰で、つい腕組みをする人がいます。また、相手に対してやましい気持ちや隠したいことがある場合にも、心理が腕組みというしぐさに現れるケースもあります。腕組みをして自分のスペースを確保し、相手との距離を取りたいという気持ちがあるためです。

腕組みのサインは男女や位置で違いがある?

腕組みのサインは男女や位置で違いがある?

腕組みは、無意識に出ることの多いしぐさです。しかし、実は腕組みのサインには、男女や腕組みの位置などで心理的な意味が異なる場合があります。腕組みが与える印象や効果を、無意識に利用してるケースもありますよ。腕組みの意味の男女差と、腕組みの仕方で異なる心理を見ていきましょう。腕組みをしている人の心理を知りたい場合には、ぜひ参考にしてください。

男性と女性の心理の違い

男性の場合、腕組みは自分をより強く見せたい場合に現れる可能性があるしぐさです。腕組みをすることで、肩や腕が強調され、自分の存在をよりアピールできる効果があるためです。スポーツ選手がプロフィール写真で腕組みをしていることが多いのに気づくでしょう。また、女性の場合には、胸の下で腕組みをすることでバストラインを強調し、女性らしさをアピールできます。男女ともに、自分をより魅力的に見せたい心理が働くことで、自然と腕組みをすることが考えられるのです。

左右や位置による心理の違い

腕組みをする際に、左右どちらの腕が上に来るかと、腕組みをする位置の高さでも心理が異なる傾向があります。腕組みをした際に左腕が上にくるのは、感情を表現することが得意なタイプです。逆に、右腕が上にくるのは、左脳で思考する論理的なタイプに多いとされています。また、腕組みの位置でも心理がわかります。低い位置での腕組みは思考に集中しているケースや自己防衛機能が働いている場合。高い位置での腕組みは、自分を優位に立たせたいと考えているときにしがちなしぐさです。

人によって心理が異なる場合に注意

人の心理は、無意識のしぐさだけでなく、体の姿勢や表情にも現れます。人によって心理の現れ方が異なる場合があるので注意が必要です。腕組みをしているからといって、必ずしも警戒心を持っているわけではありません。背中を丸めて腕組みをしている場合には、不安や悩みを抱えているケースもあるからです。腕組みをする理由は人それぞれです。腕組み以外のしぐさや表情、視線なども総合的に観察することで、相手の心理を理解できますよ。

腕組みが人に与えるイメージとは?

腕組みが人に与えるイメージとは?

腕組みをしている人を見たときに、相手がどんな印象を持つのかを考えることは大切です。無意識のしぐさでも、相手に与える印象によっては腕組みを控えるべきシーンが出てくるからです。心理状態が反映されやすい腕組みというしぐさは、相手にどんなイメージを与えるのでしょうか。腕組みが相手に与える印象の中で、代表的なイメージを紹介します。

威圧的なしぐさ

腕組みをしている人は、相手に威圧的な印象を与えることがあります。職場にふんぞりかえって座りながら腕組みをしている人がいると、高圧的だと感じるのではないでしょうか。腕組みは相手に高圧的な印象を与えることがあるため、ビジネスのシーンでは避けたほうがよい場合もあるのです。相手に怖い人だという印象を与えないためには、腕組みの癖を意識して直すことも必要です。

拒絶反応でガードが堅い

腕組みには相手を拒絶し、ガードが堅い印象を与えることがあります。単なる癖で腕組みをしているだけでも、相手が拒否されていると感じる場合があるのです。親交を深めたい相手や初対面の人と話す場合には、相手に安心感を与えるために、腕組みをしないように気をつけるのがおすすめです。特に男女の関係を深めたいと感じている相手と接する場合には、心を開いていることを伝えるために、意識して腕組みをやめたいですね。

信用されていない

腕組みをすることで、相手に信用されていないとの印象を与えることもあります。自分を守るように腕を体の前で組み合わせる姿勢は、敵から自分を守るしぐさに見えるためです。相手を信用している場合には、表情や言葉の選び方で伝える方法もあります。つい癖で腕組みをしてしまう人は、表情を柔らかくし、やさしい言葉使いにすることで、相手に与える印象を和らげることができますよ。

腕組みする癖がある人は、相手に与える印象を考えよう

腕組みする癖がある人は、相手に与える印象を考えよう

考えごとがある場合などに、ついしてしまいがちなポーズの腕組みは、自分の心理状態を強く表す姿勢でもあります。腕組みをしている相手の心理を知りたいときには、腕組みの様子や姿勢、目の表情や口調も確認してみましょう。腕組みをしている人の心理がわかると、相手へのよりよい接し方がわかります。腕組みをする癖がある人は、相手に与える印象を考えて、腕組みをするシーンとしないシーンを意識して使い分けたいですね。