男の粋とは?生き方やファッションの特徴と代表的な書籍を紹介

男の粋の「粋」ってどんな意味?粋な男性の特徴も紹介

男の粋の「粋」ってどんな意味?粋な男性の特徴も紹介

男の粋や粋な男で使われる「粋」は、性格や振る舞いがさっぱりしていて外見もあかぬけている人や、そのような態度を表す言葉です。粋という言葉は江戸時代の庶民の文化から生まれた言葉で、花柳界(遊郭)に精通している人が「粋な男」と呼ばれるようになった社会的背景があります。現在でも粋な男には、遊び慣れしている男性という意味があります。さっぱりした性格でおしゃれかつ、遊び慣れている男性は社会人や大学生になると粋な男に出会うケースが増えるでしょう。粋な男の特徴とはどのようなものなのでしょうか?

特徴1.流行に敏感でおしゃれな人

一つ目の特徴として、粋な男は流行に敏感でおしゃれな人です。最新の流行をいつもきちんと把握し、自分に似合うスタイルで流行をうまく取り入れられる人は粋な男でしょう。粋な男は高身長などの見た目や持ち物の価格で判断するのではなく、自分に合ったファッションを無理なく取り入れかっこよさを演出できるため余裕を感じられるのも特徴です。

特徴2.大人の色気がある人

二つ目の特徴は大人の色気が漂っていることです。粋な男は女性に対して強引なアプローチはせず、あくまでも丁寧な対応をします。ただし、遊び慣れているためデートの際のエスコートは女性をしっかりと楽しませてくれるサービス精神も忘れません。あくまでも女性がその気になるまでは野暮なことはせず、自分のことを好きになってもらえるよう振る舞うことが粋と言えるでしょう。

特徴3.ユーモアセンスや遊び心のある人

遊び心がある点も粋な男の特徴です。粋な男はユーモアセンスや遊び心があり、一緒にいる人を楽しませる気持ちを常に持っています。粋な男は他人をネタにする話題や一発ギャグなどでは笑いを取ろうとはせず、日々の勉強や情報収集を活用して知的センスが溢れた話題で周囲を楽しませてくれます。ユーモアセンスのある人はふざけた印象になりがちですが、粋な男であれば時事情報に詳しい、英語が堪能など、ふとしたタイミングで知性が感じられるでしょう。

特徴4.人間関係を大切にする人

粋な男は人間関係を大切にします。例えば、後輩が悩んでいるときは必ず親身に相談に乗ってくれる、他人でも困っている人がいれば手助けをするといった行動が自然にできるタイプの人です。人間関係を大切にするので、相手に対して乱暴な口調で接することもありません。また、しばしば粋な男は意地っ張りや頑固な面があるとイメージされがちですが、本当の粋は自分の意見を無理に押し通すことはなく、相手のことを考えた態度で終始接することができる大人の男性を指します。

粋な男はファッションセンスも抜群!身だしなみの特徴を紹介

粋な男はファッションセンスも抜群!身だしなみの特徴を紹介

粋な男性の特徴のひとつにおしゃれである点が挙げられますが、具体的に「おしゃれな人」とはどのような特徴があるのでしょうか。流行ファッションを無闇に全て取り入れることや、高価なブランド物で身を包むことは粋な男のおしゃれではありません。あくまでも自分なりのこだわりを持ち、自分に似合うスタイルや着こなしを知っている上で流行を取り入れられる人が粋な男と言えるでしょう。

特徴1.フォーマルな装いでも個性を忘れない

粋な男はスーツやジャケットなどフォーマルな装いでも個性を取り入れる遊び心を持っています。例えば、スーツのカフスボタンをその日のテーマに合わせる、シャツの柄がよく見るとユニークなどです。結婚式に参列した場合などでも、マナーはしっかりと踏まえつつも蝶ネクタイやメガネのデザインで個性を出す人を見かけますが、そのような人は粋な男性と言えるでしょう。

特徴2.着物や浴衣が似合う

粋な男は自分に似合う色や着こなしをしっかりと研究し熟知しているため、着物や浴衣でもすんなり着こなせます。普段身につける機会が少ない和装でも、自分の似合う色や柄を普段から把握することで、こなれている印象を与えられると知っているからです。着物や浴衣をすんなりと着こなすためには、日常の普段着でもこだわりを持って自分のセンスを磨くことが大切でしょう。

特徴3.白ジャケットなど派手な服装も着こなせる

粋な男は白ジャケットや白パンツなど、派手に思われる服装も着こなせる場合があります。白いジャケットやパンツは男女含めて着こなすのが難しいファッションですが、どういった形や色であれば似合うかを研究しファッションに取り入れられるのが粋な男と言えるでしょう。派手な服装でもおしゃれに見せられるのは、どのような着こなしであれば似合うかを日々研究しているからこそ可能になるスタイルです。この研究が自分のこだわりを生み出す秘訣とも言えるでしょう。

男の粋を極めたいときにおすすめの作品を紹介

男の粋を極めたいときにおすすめの作品を紹介

粋な男について知りたい方には男の粋をテーマにした書籍がおすすめです。粋な男の代表として名高い石原慎太郎さんや、日本アパレル会の重鎮である赤峰幸生さんを著者とした「男の粋」に関する書籍が出版されています。それぞれの本の概要と販売価格をはじめとして、Kindle版と作品対照版の有無についても紹介していきます。

幻冬舎文庫『男の粋な生き方』石原慎太郎著

石原慎太郎さんが書いた作品「男の粋な生き方」は、著者の体験談をもとに男の人生の切り開き方について語られている二十八章で構成されたエッセイです。石原慎太郎さんは、1968年に参議院議員として政界デビューを果たし、その後2014年に至るまで政界で活躍した人物ですが同時に文壇としての一面も持っています。

朝日新聞出版『男の粋を極める装い歳時記』赤峰幸生著

赤峰幸生さんが書いた作品「男の粋を極める装い歳時記」は朝日新聞beで連載されていた「赤峰幸生の男の流儀粋を極める」の内容を厳選収録したファッションエッセイです。日本の四季に合わせて、男の粋をテーマにしたファッションスタイルが提案されています。赤峰幸生さんは1990年にアパレル会社「インコントロ」を設立し、現在では2つの独自ブランドと大手アパレルショップなどのコンサルティングを手がける日本アパレル界の重鎮です。

どちらも電子書籍ストアでも購入できる!

今回紹介した商品は電子書籍が販売されています。「男の粋な生き方」は単行本、文庫本、電子書籍がありますので、好みに合わせてどれを買うか選びましょう。「男の粋を極める装い歳時記」は電子書籍でのみ販売されています。いずれの書籍も電子コミックサイトで無料で冒頭の数ページを試し読みできますので、購入前に一度本の内容を確認したい場合は、電子コミックサイトで確認するとよいでしょう。

男の粋とは色気がありつつも紳士的な優しさとユーモアがあること

男の粋とは色気がありつつも紳士的な優しさとユーモアがあること

男の粋は色気があり、外見もおしゃれなユーモアセンスのある男性を指す言葉で、男性にとっては嬉しい褒め言葉です。日々センスや知性を磨き、人生を思いっきり楽しむ気持ちを忘れないことで粋な男を目指してみるのはいかがでしょうか。また、身近に男の粋を極めている男性がいる場合は、率直に「粋ですね」などと褒めてみると喜ばれるでしょう。