束縛の意味とは?過干渉の恋人とうまく付き合う方法

束縛の意味とは

束縛の意味とは

束縛という言葉は、恋愛の話でよく出る単語です。「前の彼氏の束縛がすごくて別れた」「束縛されるのがイヤだから、特定の恋人を作らない」など、束縛される側にとってはネガティブなニュアンスで使いますが、本来の束縛の意味とはどんなものか詳しく見ていきましょう。

制限して行動の自由を奪う

束縛の「束」はたばねるという字です。「たばにしたもの」や「ひとくくりにしたもの」などの意味があります。また、「縛」は、「しばる」「ゆわえつける」「なわをかけてくくる」などを表す漢字です。束縛は二つの「くくる」や「しばる」などの意味を持つ漢字を組み合わせた言葉で、相手に制限を加え、自由な行動を奪うことを指します。

恋愛では相手を縛ること

恋愛面で束縛を使う場合は、「ほかの異性と接することを制限する」「マメな連絡を要求する」「すべて把握したいために相手の予定をいうよう強要する」などの意味で使われます。これらの束縛する行動はすべて、好きな相手を独占したい気持ちから来るもので、束縛が強すぎると相手に嫌がられたり、二人の仲がギクシャクしたり最悪は別れにつながったりします。

束縛したくなる人の心理

束縛したくなる人の心理

恋愛において、付き合っている人を束縛したくなる人は一定数います。束縛したくなる人の心理は、相手のことが大好きだから離れたくない、自分のことが本当に好きなのか不安、過去に付き合っていた人の浮気が原因で別れたことがあり心配などさまざまです。また、自分で付き合っている人を束縛している自覚がないまま、相手の行動を制限してしまう人もいます。

恋人が好きな気持ちが強すぎていつも一緒にいたい

彼氏や彼女のことが大好きで片時も離れたくない、いつも一緒にいたいと強く思う人は、知らず知らずのうちに相手を束縛しているかもしれません。お互いに予定を合わせて会えるときはいつもそばにいたいので、「今日は何時に帰ってくる?」「明日の予定は?」と相手の予定が気になってしまいます。相手も同じくらい自分を好きでいてくれれば問題ありませんが、好きの温度差があると束縛は重いと思われてしまうこともあるでしょう。

嫉妬深く相手の男性や女性の行動が気になる

もともと嫉妬心が強い人は、どんな相手と付き合っても常に彼氏や彼女を束縛します。「彼氏や彼女が浮気しているのではないか」と疑うケースや、自分が相手に対して忠実であるため相手にも同じくらいの忠誠心を求める人もいます。嫉妬深い人は、付き合いが長くなっても相手のことを常に把握していたいと思うため、束縛されるのが苦手な人は何か対策をとる必要があるでしょう。

彼氏や彼女のことが信用しきれない

付き合っている彼氏や彼女を信用しきれないと思っている人は、相手を束縛したがります。「大好きだけれど、女性が好きな人だから浮気しそう」「付き合っているけれど、男友達が多くて心配」など、相手のことが好きな気持ちはあるけれど、いつか裏切られるのではという不安があるとつい相手の行動を制限します。二人の関係がうまくいかなくなってきたら、「好きだけれど、不安がある」と正直に話をしてみるとよいでしょう。

過去に浮気された苦い経験がある

過去に付き合った彼氏や彼女に浮気された人は、新しい人と付き合っても「また浮気されるのではないか」と思うため、つい相手を束縛しがちです。多くの人が、自分が好きな人に浮気されればショックを受けます。トラウマになって、次の恋愛に踏み出せない人もいるでしょう。気持ちを切り替えて新たな異性と付き合いを始めても、浮気される不安が強く相手を束縛してしまうのです。

束縛行動を取る恋人との上手な付き合い方

束縛行動を取る恋人との上手な付き合い方

付き合っている人が束縛してくる場合、上手く付き合えばお互いにストレスを感じずに仲良くすることは可能です。しかし、「束縛されるのがイヤ」と相手に自分の行動や予定を教えなかったり、束縛されるようなことをいわれたときに怒ったりしていると二人の関係に溝ができてしまうことも。お互いに好きな気持ちを持っているなら、束縛行動を緩和できる対処法を覚えて試してみましょう。

自分から愛情を言葉や態度で示す

束縛したがる人は、相手の自分への気持ちに自信がなかったり不安があったりします。そのため、「自分は付き合っている人からこんなに想われて大切にされている」と満たされた気持ちになるよう、分かりやすい愛情表現をするとよいでしょう。「大好き」「愛してる」など言葉での愛情表現も大切ですが、ハグをしたりキスをしたりスキンシップでも自分の気持ちを伝えてみてください。

友達を紹介しておく

彼氏や彼女以外によく一緒に遊ぶ友達がいるなら、付き合って最初のうちに友達を紹介しておくとよいでしょう。自分の彼氏や彼女の友達はどんな人なのか分かるので、束縛する力が緩くなります。ときには、彼氏や彼女も含めて三人で出かけたり、ほかの友達も交えて食事をしたりすれば、パートナーの不安も和らぐでしょう。

干渉するのは一種の恋愛感情だと思う

いつも束縛したがる彼氏や彼女に束縛しないでほしいといっても事態は変わりません。自分の意識を変えるのが、束縛されるストレスをなくすもっとも早くて楽な方法です。たとえば、「今日は何時に帰るの?」と聞かれたり「仕事終わったら電話して」といわれたりしたら「自分のことをいつも心配してくれているんだな」と考えましょう。ひと言メッセージや電話を入れて「疲れたから早めに寝るね」といえば相手も安心します。

結婚してしまう

束縛から逃れる手っ取り早い方法には、結婚することもあるでしょう。束縛する人の中には「将来も見据えて付き合っているのに、これで別れたらどうしよう」と考えている人もいます。結婚すれば彼氏や彼女は自分のものになるので、束縛力も落ち着くケースは少なくありません。いずれ今の彼氏や彼女と結婚しようと思っているなら、早めに決断するのも悪くありません。

子どもを作る

結婚してもパートナーの束縛力が衰えない場合は、子どもを作る方法もあります。束縛したい人の女性の中には、「誰かの世話を焼きたい」という母性本能から付き合っている人やパートナーを縛る人がいます。また、彼女の浮気を心配して拘束する男性も、子どもが生まれれば自分の子どもの可愛さが優先になるので、パートナーへの束縛が減ることが期待できます。

束縛の意味は相手の自由を奪うこと|恋愛関係でも相手を尊重して

束縛の意味は相手の自由を奪うこと|恋愛関係でも相手を尊重して

束縛の意味は、相手の自由を奪うことです。好きだからこそ不安になったり相手を独占したい気持ちになったりしますが、やりすぎは逆に二人の関係を遠ざけてしまいます。束縛したい気持ちをこらえて相手を信頼する勇気を持つことも大切です。