拗らせる意味と読み方は?拗らせ男子や女子の特徴も紹介

拗らせる読み方と意味

拗らせる読み方と意味

普段聞いたり使ったりしている日本語でも、漢字で書けないものや読み方がわからないものは少なくありません。最近では、本来の言葉の意味から派生して使われるようになった新語も多いため、なじみのない言葉遣いをしている人を見かけることもあるでしょう。今回は、拗らせるの読み方や意味について詳しく掘り下げていきます。

拗らせるはこじらせる

拗らせるは、「こじらせる」と読みます。「風邪を拗らせてしまって治るまでに時間がかかった」「バイト先の人間関係が拗れて、スタッフが三人も一度に辞めてしまった」など、比較的拗らせるという言葉は日常的に使います。しかし、漢字がわかる人は少ないかもしれません。

ねじれるの意味

拗らせるの意味は、ねじれるという意味です。もともとは簡単でシンプルだった物事を複雑にして解決しづらくすることを表します。「自分に自信がなくて彼氏を常に束縛していたら、彼氏に嫌がられて二人の関係を拗らせてしまった」、「友達のいつものキャラと本当の性格にギャップがありすぎて、いい顔しすぎると指摘したら怒ってしまい仲が拗れた」など、恋愛関係や人間関係のねじれを表現するときにもよく使われます。

面倒くさい人をこじらせ男子やこじらせ女子と呼ぶことも

拗らせるを用いた、こじらせ男子やこじらせ女子という言葉があります。こじらせの人とは、人の言葉をまっすぐに受け止められずひねくれた思考を持つ人や相手がどう対処すればいいのか困るような行動をする人をいいます。こじらせ男子やこじらせ女子は、人にはいえないコンプレックスを抱えていることも少なくありません。また、こじらせ男子やこじらせ女子と一緒にいるといろいろ面倒だなと思われて、距離を置かれてしまうこともあります。

こじらせる人の特徴

こじらせる人の特徴

こじらせる人の特徴を見ていきましょう。こじらせ男子やこじらせ女子は、意図的にではなく物事を複雑にして難しくしたり、人のいうことをひねくれて捉えたりするため、いつも悩みと不安を抱えています。こじらせ男子やこじらせ女子は、恋愛においても不器用で自分に自信を持てないため、好きな人ができてもなかなか告白できません。また、付き合っても相手を素直に受け入れられないため、お互いを信頼するまでに時間がかかるのなどの特徴があります。

自己肯定感が低い

こじらせる男子やこじらせ女子は、自己肯定感が低く「どうせ私なんて」と思いがちです。物事や人間関係がうまくいかないと思い込んでいるので、人と話す前から構えてしまい、うまくいくことまでこじらせてしまいます。恋愛面でも好きな人ができても「告白してもうまくいくはずがない」「フラれるに決まっている」などと考えるため、なかなか交際にまで発展しません。たとえデートをしても相手と素直に会話ができないので、本当の自分に気づいてもらえないことが多く、ますます卑屈になってしまいます。

人の言葉を素直に聞けない

こじらせ男子やこじらせ女子は、人の話すことを素直にそのまま受け取れません。友達との会話でも「自分のことをからかっているのではないか」「本気でいってるわけがない」とその人の話すことを信用できないので会話がなかなか弾みません。また、人の話には裏があるのではと勘繰ることもよくあります。たとえば「休みの日は何をしているの?」と聞かれて、「付き合っている人がいないことを確かめてバカにしようとしている」「オタクの趣味があると笑い話にするつもりかも」と悪い方に深読みしようとします。

おしゃれに興味がない

こじらせ男子やこじらせ女子は、おしゃれをしたり自分を磨くことにあまり興味がありません。これは、「自分なんてメイクをしてもきれいにならない」「おしゃれをしてもいつもモテる人にかなうわけがない」と、自分はどうせ何をやっても変わらないと思い込んでいるため、自分の持っている魅力を引き出そうとしたり、磨きをかけてもっと素敵になろうとする努力をしないのです。

こじらせ男子や女子の恋愛傾向

こじらせ男子や女子の恋愛傾向

こじらせ男子やこじらせ女子の恋愛傾向について詳しく見ていきましょう。もともと、自己肯定感が低くネガティブ思考のこじらせ男子やこじらせ女子は、恋愛においても好きな人と仲良く付き合うなどの夢を見ることはせず、自分自身の価値を低く見ています。そのため、「自分は好きな人と相思相愛になる可能性なんてない」と最初から諦めているので、なかなか恋愛に発展しずらい面があるでしょう。

恋愛経験は少なくても知識はある

こじらせ男子やこじらせ女子は、その性格から恋愛経験があまり豊富ではありません。中には、今まで誰とも付き合ったことがないという人もいるでしょう。こじらせ男子やこじらせ女子は、自分に自信がなくモテないと思い込んでいるため、インターネットでさまざまな恋愛に関する情報を漁って知識だけは豊富です。特に、恋愛に関するネガティブな情報に反応しやすく、「恋愛してもフラれるのが怖い」「うまくいかなくなるなら結婚なんてしなくていい」と思い込んでしまいます。

固定観念に縛られている

こじらせ男子やこじらせ女子は、恋愛の知識をたくさん持っているため「付き合ったらこうするべき」「結婚したら、男性が稼いで女性が家のことをやる」など、知識から思い込んだ固定観念に縛られています。固定観念と自分を比べて「自分にはできない」と勝手に判断し、さらに自信をなくしてしまいます。

自分の気持ちを伝えたり行動を起こしたりできない

こじらせ男子やこじらせ女子は、好きな人ができてもなかなか自分の気持ちを伝えたり行動に移したりできません。「どうせ自分なんて相手にされない」と、最初から自己否定しているため、思い切って自分の気持ちを表に出せないのです。また、過去に恋愛したときの失敗がトラウマとなり、自分を素直に表現できない人もいます。恋愛経験が少ないうえに、過去の恋愛の失敗談などばかりを思い出して、自分を責めるのでなかなか出会いがあっても恋愛関係に発展しません。

拗らせないために素直に人の話を聞いてみよう

拗らせないために素直に人の話を聞いてみよう

拗らせるとは、ねじれるという意味です。こじらせ男子やこじらせ女子は、自己肯定感が低く人の話の裏を読もうとしたり、「どうせ自分は」と考えたりしてうまく人間関係を築けない人が多いです。しかし、ネガティブなことを考えていてはうまくいくものもいかなくなります。素直に人の話を受け入れて自分の気持ちを表現してみると、親しい関係の友達ができたり好きな人とうまくいったりするかもしれません。