会いたくなる心理は悪用されやすい?理由と対応策を覚えて自分を守ろう

人が誰かに会いたくなる心理とは

人が誰かに会いたくなる心理とは

なぜ人は誰かに会いたくなるのでしょうか。そのような心理状態となるのはいくつか理由があります。もちろん人それぞれ個性や価値観によって異なる部分ではありますが、大まかに下記に分類できます。まずは人が人に会いたくなる心理を理解することで、実際に「会いたい」と言われたとき、どのような気持ちで臨むのがよいのか見えてくることでしょう。

自分の存在や気持ちを受け止めてもらいたい

日常生活の中で自分だけでは消化しきれない感情が芽生えたとき、誰かに会って話を聞いてもらいたいと思います。仕事にせよ友達関係にせよ、自分の頭で整理できないことがあれば、相談して解決の糸口を見つけたい気持ちが芽生え、誰かに会いたい心理が生まれます。問題が解決しなかったとしても、誰かに話を聞いてもらうだけでも、人間は心理的に楽になるものです。

ネガティブな感情・精神状態となっている

ストレス、あるいは怪我や病気、身内の不幸といったアンラッキーなことが自身にふりかかり、ネガティブな感情・精神状態になっていると、いわばSOS的に誰かに逢いたくなるものです。このような状態のときに一人でいると、どうしてもネガティブな方向ばかりに考えてしまいがち。また、孤独感がより自分を惨めにさせてしまうこともあるでしょう。しかし、誰かと会うだけで「一人ではない」と認識できます。

相手との関係を進展させる可能性があると期待して

「相談がある」「話を聞いてもらいたい」といった真面目な切り口ではあっても、実際には相手との距離感を縮めるために会いたいと思うこともあるでしょう。まだ彼氏・彼女ではないものの相手の存在が気になっていたり、元カレや元カノが復縁できる可能性がないかを探ったり。これらの場合、実際に会うだけではなく、会いたいと告げることで相手がどのような反応を示すのかを探りたい部分もあるでしょう。

元カレや元カノから会いたいと言われる理由

元カレや元カノから会いたいと言われる理由

自分が好意を寄せている相手から会いたいと告げられたら嬉しいものです。しかし、元カレや元カノから会いたいと言われた場合、警戒心が高まる人もいるのではないでしょうか。特にあまり良い別れ方ができていなかったり、何らかの感情のしこりが残っていたりする場合、むしろ反感を抱くこともあるでしょう。そこでなぜ元カレや元カノが会いたいと告げてくるのか、その心理をいくつか挙げてみましょう。

今の相手と上手くいっていない

既に新しい恋人がいるものの上手くいっていない場合、元カレ・元カノに会いたい気持ちになるケースは珍しくありません。別れた相手に対しては時間と共に思い手が美化されてしまいがち。上手くいっていたとき、楽しかったときを思い出し、現状とのギャップから会いたい気持ちになってしまうことも。いわば現実逃避として元カレや元カノの存在を頼っている状態ですが、久しぶりに会って楽しい時間を過ごすと、気持ちが傾くケースも珍しくありません。

復縁できるのではとの期待感

スバリ、復縁できるのでないかと期待感もあります。今の恋人と上手くいっていないとき、新しい恋人がいない状態のとき、あるいは未練が残っているなど、実際に復縁できるかは別として、相手の反応を探るために会いたいと告げるケースも。特に、現在恋人がいない状態であれば気兼ねする必要もありません。反応を見るためだけではなく、本気で会いたいと考えている人も見受けられます。

頼れる異性が元カレ・元カノしかいない

異性の友達ができやすい人もいれば、できにくい人もいるでしょう。そのため、異性に相談したいとき、あるいは異性を頼りにしたいときに頼れる異性が元カノ・元カレしかいない人は、やむにやまれず会いたいと告げてくることもあるでしょう。この場合、あくまでも「異性」を求めています。復縁したい気持ちは低いため、実際に会ったとしてもその後泥沼にといったケースは少ないでしょう。しかし、既に新しい恋人がいる場合、どのような理由であれ「元恋人に会っている」ことになります。浮気を疑われる可能性もあるので気を付けましょう。

連絡先を見ていたら一緒にいた時のことを思い出した

未練や相談ではなく、連絡先を見ていて懐かしくなって連絡するケースは、案外多いものです。単純に「今何をしているのか」という興味で、会いたいと告げてくるのもあくまでも社交辞令的なもので、特に深い意味はないパターンです。スマートフォンの機種変更を行い、連絡先を入れ替える際に久しぶりに名前を見た。SNSを整理している時にふと見つけてしまった。懐かしさから会いたいと告げてくることもあります。このような場合、本気で会いたいわけではないので、真に受ける必要はないでしょう。

男性も女性も都合のよい存在にならないために

男性も女性も都合のよい存在にならないために

元彼・元カノからの「会いたい」は、ともすると相手の都合の良い存在になってしまう可能性が潜んでいます。かつての思い出など、さまざまな感情からついつい相手を受け入れてしまったがために、中途半端な状況になってしまったり、都合よく利用されているのではと錯覚したり。元恋人からだけではなく、多少好意を寄せていると、いつしか都合のよい存在になってしまうことも。そのような形にならないためにも、いくつか気を付けるべきポイントがあります。

相手の無茶な要望には応えない

お互い好意を持っているのであればよいでしょう。しかし、元彼や元カノ相手の場合、さまざまな感情もあることから、ついつい相手の要望を受け入れてしまうこともあるのではないでしょうか。当初は「そのくらいなら」と思っても、人の要望は常に肥大化します。一つ受け入れてくれたら、その次も、そしてその次も…と、要望は徐々に大きなものになります。そのため、相手の無茶な要望に応えないためにも、小さな要望にもできる限り応えないようにしましょう。

恋愛感情につけこまれない

未練があったり、好意があったりする場合、その好意を利用されるケースも。断ったら嫌われてしまうという心理を相手が利用し、さまざまな無茶な要望を告げてくる可能性もあります。自分に向けられている恋愛感情を利用しようとする相手は、好意をもっていないからこそ利用しようとしています。このような気持ちにならないよう、駄目なものは駄目だと断りましょう。

ある程度の距離を保つ

カップルになる前であれば、ある程度距離を取ることも大切です。距離が近付けば「聞き入れてもらえるのでは」との思いから、相手もわがままが出たり、無茶な要求をしてきたり。このような要求をさせないためにも、相手とある程度の距離感を保つことが大切です。要求しても通らないと思う相手には、無駄な要求をしないものです。そのように思わせるためのポイントが距離感。あまり近付きすぎないよう、適切な距離感を保ちましょう。

同情や罪悪感をもたないようにする

相手に対して同情をもってしまったり、あるいは元カレや元カノの場合、付き合っていたときの罪悪感からついつい相手の要望を聞き入れて、都合の良い存在になってしまったりすることも。しかし、現在進行形のカップルであれば話は別ですが、付き合っていたときの罪悪感を別れた後ももつ必要はありません。むしろ、別れるとはそのような関係の遮断を意味するもの。余計な同情や罪悪感をもたないようにしましょう。

会いたくなる心理を利用されないように!

会いたくなる心理を利用されないように!

会いたくなる 心理は誰にでもあるものです。そして、その心理を向けられたり利用されたりすることも。特に元カレや元カノに対しては、さまざまな思いを抱いていることでしょう。しかし、その「さまざまな思い」につけこまれる可能性も。相手に利用されないためにも、今回のポイントを覚えておきましょう。利用しようとする相手には好意などもっていません。勘違いしないようにしましょう。