虚しいの意味とは?心理や使い方など詳しく解説!

虚しい気持ちとはどんな感じ?

虚しい気持ちとはどんな感じ?

ほとんどの人が人生で虚しいという感情を抱いたことがあるでしょう。虚しい気持ちになると、元気がなくなるだけではなく、仕事や勉強に集中できない、ご飯を食べる気がしないなど、日常生活にも前向きな気持ちになれなくなってしまいます。また、メールや電話など他人とのコミュニケーションを取るのを避けたくなる人も。本来虚しいの言葉にはどのような意味があるのか詳しく解説します。

空虚感がある

虚しいは空虚感があるともいえます。空虚とは字のとおり、中身が空っぽという意味です。物質的な意味だけではなく、心の中が空っぽのときにも空虚を使うので、やる気が出ずに心が動かない、感情がない状態を表します。一見普段と同じ生活をしていても、空虚な状態の場合は、何をしたか記憶にも残らないことがあるでしょう。

無駄や意味がないと感じる

虚しいは、無駄と感じたり意味がないと思ったりする状態です。そのため、がんばれなくなってしまいます。「どうせこんなことをしても無駄」という気持ちになるため、何も手につかない、またはやる気が起きなくなってしまいます。虚しい状態が長く続くと学校や職場に行けなくなったり朝起きることさえ辛くなったりするなどの影響が出るでしょう。

メリットがない

メリットがないと感じることも虚しいと同義語といえるでしょう。人はメリットがないと、行動する意欲が湧きにくくなります。何かしても無益だと思うと、虚しい気持ちになって何もかもやめてしまいたいと感じてしまいます。

虚無感があってはかない

虚しいとは、虚無感を感じるという意味でもあります。虚無感とはすべての物事に対して虚しいと思うことです。すべてに対して意欲が湧かないため、生きる気力がない、生きていても意味がないと感じる場合もあるでしょう。また、はかないの意味は、消えやすい、頼れるところがないなどですが、物事が虚しいと思い、頼れる確かなものがない状態を虚しいと表現できるでしょう。

虚しいと空しいの違いは

虚しいと空しいの違いは

むなしいには、「虚しい」と「空しい」の漢字を使う場合があります。虚しいは、中身がない状態のときに使う字で、空しいは、中身が空っぽという意味を表します。また、日常的にはほとんど使いませんが、曠しいを使うこともできます。むなしいを表すときに、虚しいも空しいもどちらも使えますが、意味が微妙に異なることを理解しておくとよいでしょう。

虚しくなる心理とは

虚しくなる心理とは

虚しくなるときの心理について見ていきましょう。疲れていて意味もなく虚しい気持ちになることもあるかもしれませんが、やる気が起きなくなったり空虚な気持ちになったりするときには何かのきっかけや出来事がある場合がよくあります。

大切な人を失い喪失感がある

自分自身にとって大切な人を失って喪失感があるときに、人は虚しさを感じます。失うとは、恋人との別れや夫や妻との離婚、死別などさまざまな意味があります。今までのように会いたいときに会ったり、話したりできないという状況に、絶望的な気持ちになり無気力になってしまう人もいるでしょう。また、大切な人がいなくなったことで心に大きな穴が空いたような気持ちになり、虚しくなって何もやる気が起きなくなることもあります。

努力しているのに悩みがなかなか解決しない

一所懸命前向きに努力しているのに、なかなかゴールが見えなかったりトラブルが解決しなかったりすると心が疲れてしまいます。「こんなにがんばっているのにだめなんだ」、「なぜうまくいかないんだろう」とストレスや焦りが出て、最終的に虚しい気持ちになり、やる気が起きなくなってしまうでしょう。努力が報われないと、人はずっとがんばり続けられないのです。

仕事や恋愛、家庭など人間関係に問題がある

人間関係で問題があると、その人と会うときや同じ場所にいるのが辛くなります。たとえば会社の上司と折り合いが悪い、彼氏や彼女の気持ちが自分から離れている気がする、夫や子どもとの関係がうまくいっていなくて家庭が安らげる場所じゃないなど、さまざまな悩みを抱えている人も少なくないでしょう。少しでもよい関係を築けるよう歩み寄ろうとしてもなかなかうまくいかない場合、虚しくなってその人と接することがいやになってしまうこともあるでしょう。

虚しくなったときの解決法

虚しくなったときの解決法

虚しさの解消法をいくつか紹介します。虚しいと気力もなくなり何もする気になれなくなってしまいます。しかしそのまま虚しさを抱えていても状況は変わりません。具体的な解決策を考えたり気持ちを切り替えたりして少しでも前向きな気持ちになれるようにしてみましょう。

具体的な解決方法を考える

まずは虚しさの原因になっていることを考えて、具体的な解決方法を考えてみましょう。虚しくなるときは、物事がうまく進んでいない場合が多いので、イライラしていたり焦っていたりして、冷静に考えられなくなっていることもあります。少しゆっくり時間を取って状況を整理すると、解決につながるアイデアが浮かぶかもしれません。

自分の好きなことをする

自分の好きなことをして過ごすのもよいでしょう。虚しくなってしまう原因にはあえて目を向けずに、好きなことをすれば楽しい気持ちになります。楽しい気持ちが少しずつ長く続けば、エネルギーも湧いてきてやるべきことに対して前向きに向き合うことができます。自分を労わるつもりで思い切り好きなことをしてくださいね。

友人と一緒に何かをする

親しい友人と一緒に何かをしてみましょう。一緒に美味しいものを食べに出かけたり、話題の映画を見に行ったり、買い物に行ったりしてください。気の合う人と一緒なら話も弾んで、楽しい時間を過ごせます。虚しさの原因について相談してもいいですが、あえてネガティブなことには触れずに終始楽しく過ごすのもおすすめです。

新しいことを始めてみる

新しいことを始めてみましょう。前から気になっていた習い事や資格の勉強などなんでも構いません。新しい世界をもう一つ作ることで視野が広がり、新たなジャンルの人とも繋がれます。新たな楽しみが増えると虚しいと思っていたことが、些細なことに思えて気にならなくなるかもしれません。

虚しいの意味は絶望感や閉塞感を感じる状態|前向きな気持ちを持つことが大切

虚しいの意味は絶望感や閉塞感を感じる状態|前向きな気持ちを持つことが大切

虚しいの意味は絶望的な気分や空虚感を感じるような状態で、何に対しても無気力になってしまいます。虚しさを感じたら、すべてを放り出してしまう前に冷静になって具体的な解決策を考えてみましょう。また、友人と出かける、好きなことや新しいことをするなど、気持ちを切り替えると前向きになれるのでやってみてくださいね。