妊娠中のセックスはいつからOK?気を付ける点なども紹介

妊娠中はセックスをしていいの?

妊娠中はセックスしていいの?

パートナーが妊娠しても男性は変わらず性欲があり、セックスをしたいと思うことがしばしばあります。しかし、女性は妊娠すると体にさまざまな変化が起こります。体の変化だけではなく、ホルモンの影響により妊娠前よりも性欲が高まる人がいる一方で、性欲が減退してパートナーを受け入れられなくなってしまう人もいます。また、特に一人目を妊娠したときは、セックスによってお腹の赤ちゃんに悪影響がないのか心配でなるべく避けようとする女性もいます。そのため妻がセックスを拒み、夫は欲求不満になってしまう場合もあるので、妊娠中のセックス問題は二人で話し合って解決する必要があります。

妊娠初期はNG安定期に入ってから

妊娠してすぐの時期はセックスをするのは控えましょう。妊娠初期でつわりがない人の場合は、特に体の変化がなく妊娠前と同じように過ごせる人も少なくありません。しかし、安定期に入る前は実はとてもデリケートな時期。流産につながることもあるため、セックスは控えた方が安心です。具体的には妊娠4か月に入ってからセックスが可能と覚えておきましょう。

臨月に入ったらストップ

安定期に入ってからしばらくは、パートナーとのセックスを楽しめます。体に負担がかからないように気を付けながらセックスをしてみてください。ただし、臨月に入ってからはセックスは一旦ストップです。セックスすると、脳から子宮を収縮させるホルモンが分泌されます。臨月に入るといつ赤ちゃんが産まれてもおかしくない時期になり、セックスによって破水が起こる可能性もあります。また、精液の中にはさまざまな細菌が含まれていて、早産や破水のきっかけになる物質も存在します。セックスによってこれらの細菌が子宮内に入り込むと、早産や破水の原因になる場合があります。出産するまでのひと月ほどはセックスを控えましょう。

妊娠中のセックスで気を付けること

妊娠中のセックスで気を付けること

妊娠中にセックスをするときに気を付けるべき点をお伝えします。妊婦さんは自分の体調や気分、そしてお腹の赤ちゃんの様子をよく観察しながら無理のないようにしてくださいね。夫やパートナーは、自分が妊娠しているわけではないので、妊娠している女性の気持ちや体の状態がよくわからない部分があります。どんなときにセックスができないのか、またセックスのときにどんなことを注意してほしいのかなどをあらかじめ伝えておくといいでしょう。

シャワーを浴びて清潔にする

まず、基本的なことですがセックスの前にシャワーを浴びるなどして、清潔にしてから行いましょう。雑菌などが入らないよう、パートナーにも最初にシャワーを浴びてもらってください。お腹が大きくなってくると、女性は浴槽に入ったり出たりすることや体や髪の毛を洗うことも大変になります。可能ならセックスの前に二人で一緒にお風呂に入って夫がサポートしてあげるのもいいですね。

お腹に負担がかからない体位を工夫する

お腹が大きくなってきてからのセックスは、赤ちゃんのいるお腹に負担がかからないような体位で行うようにしましょう。横向きの側位や女性が上になるなどの体勢を二人で試してみてください。男性はつい夢中になってしまう場合がありますが、女性のお腹に負担がかかっていないかを気遣ってください。また、女性は自分が苦しい姿勢を我慢しないようにしてくださいね。少しでも無理がある体位はやめましょう。

切迫流産や切迫早産の危険があるときは注意

定期検診で切迫流産や切迫早産の危険があると医師にいわれた場合、セックスはお休みです。そのような状態でセックスをすることは、子宮に負担がかかり、赤ちゃんに危険が及ぶ可能性があります。医師の許可が出るまではセックスをしないでくださいね。

出血があるときも気を付ける

出血があったときもセックスはやめましょう。同様におりものがあるときも注意が必要です。妊婦さんは特に異常がなく、気分がよかったとしても、出血している状態は異常なしとはいえません。出血があったらすぐに担当の医師に相談し、診察を受けるようにしましょう。そのときにセックスはしていいのか、ダメな場合はいつからしてもいいのかを聞いておくといいですね。

お腹が張っている、または安静と医師にいわれている

切迫流産や切迫早産、出血と同様にお腹が張っていると感じるときも、セックスはよくありません。また、医師に安静にしてといわれている期間もやめましょう。お腹が張るという感覚は、子宮が収縮している状態をいいます。その時点で特に異常がなくても切迫流産や切迫早産のサインの場合もあります。お腹が張ってもしばらく横になれば治るケースも多く、心配がないことがほとんどですが、張っている感覚がある間はセックスはやめましょう。

セックスレス離婚にならないために

セックスレス離婚にならないために

妊娠中に女性がセックスを拒んだことで、そのまま出産後もセックスレスが続き、夫婦の仲がうまくいかなくなってしまうケースも少なくありません。セックスは男女の関係を円満にするためにとても大切なもの。妊娠中もお互いの気持ちや体の状態を思いやって、適度に行うといいでしょう。女性は特にホルモンの変化で妊娠前とは感情も体の状態も変化することが多いので、夫やパートナーに率直な自分の気持ちなどを伝えて話し合うようにしてください。

旦那やパートナーの気持ちも考えてあげる

妊婦の女性は、妊娠中にまったく性欲が湧かなくなってしまうことがあります。夫やパートナーに求められても、その気になれないどころか、嫌悪感を感じてしまう場合も。どこか外で済ませてきてほしいと思ってしまう人もいますが、それでは夫婦の関係がおかしくなってしまいます。男性は女性が妊娠している間にも性欲が落ちないことを理解してあげましょう。

性欲がないときはスキンシップを

どうしても性欲がないと思うときには、夫やパートナーとスキンシップを取ってみましょう。セックスはしたくなくても、キスをしたり抱き合ったり、一緒にお風呂に入ったりすることで、二人の気持ちや絆を確かめ合えます。

妊娠中もセックスでコミュニケーションを取ろう

妊娠中もセックスでコミュニケーションを取ろう

妊娠中でも安定期に入ってから臨月までは、女性の体調に問題がない場合はセックスができます。お腹に負担がかからないよう二人で工夫しながら、セックスを楽しみましょう。どうしても女性がその気になれない場合は、別の手段で男性とスキンシップを取ってみてください。お互いの気持ちを話し合い、ベストなコミュニケーション法を探してみましょう。