男性心理を知る鍵は男性ホルモン!男心を理解して恋愛上級者に

男性心理を理解する鍵は男性ホルモン

男性心理を理解する鍵は男性ホルモン

男女で体のつくりや身体能力に差があるように、心の動きや考え方にも性差があります。私たち女性が、男心がわからずに「男ってなんでこうなの?」とぼやくように、男性もまた女心が理解できません。その結果対立を生むこともしばしばですね。しかし、性ホルモンの作用を理解することで、男女がぐっと歩みよれる可能性があります。

男性脳・女性脳はうそだった

男心と女心の違いは、男性脳、女性脳の違いといった話を聞いたことがあるかもしれません。とくに脳梁の太さが違い、女性は右脳、男性は左脳を主に使うためという説がありましたが、それは約20年以上前の1994年、対象者14人の調査による話です。それ以降数々の研究がなされ、脳科学の研究では、脳の作りや働きには違いがないと結論づけられています。男女の心理の違いは、遺伝子、性ホルモン、社会での経験と学習の3つの相互作用で生まれてくるのです。

男性心理を知るには男性ホルモンが鍵

人はおなかの中で成長していく初期の段階で、脳が男性ホルモンの「テストステロン」を受け取ると男性として育っていき、受け取らなければ女性として育ちます。多量のテストステロンのシャワーを浴びていると、よりテストステロンの影響を受けます。同じ男性でもその量の差で、男っぽいのか中性的なのかと個性を出し、女性も同様、量の多さで男っぽい性格やものの考え方になるのです。薬指より人差し指が短ければ短いほど、テストステロンの影響を受けているといわれています。このテストステロンが人間に及ぼす作用をひも解いていけば、男心を理解する鍵になるでしょう。

男性ホルモンが多い人の特徴

男性ホルモンが多い人の特徴

男心といっても、個人差が大きいと感じるのではないでしょうか?社会が男らしさ・女らしさにとらわれないジェンダーレスに進化している影響もありますが、女子力の高い男性も多くなっています。「男心はきっとこう」といったステレオタイプが通じなくなり、より私たち女性は困惑することに。しかし、男性ホルモンが多い人ほど、男っぽいものの見方や感じ方をし、少ないほど女性心に近くなる傾向であると頭にとどめておくと、戸惑うことも少なくなるはずです。見た目では、骨格がしっかりしていてゴツゴツ。体毛が多く男っぽい人は、男性ホルモンが多めといえます。

冒険心がありポジティブ

男性的なタイプは、冒険心がありポジティブなものごとの捉え方をします。女性からのハートマークの絵文字ですら「俺のこと好きなのかも」などと思ってしまう話を聞いたこともあるはず。女性的なタイプはリスクを避けようと安全な道を望むのに対し、男性的なタイプは挑戦したい欲求が強くなります。女性が異性に告白するとき、脈ありかなしかを慎重に判断しようとするのに対し、男性は相手の気持ちより自分の気持ちを優先して、脈ありかなしに関わらず告白しがちなのもそのためです。男性的なタイプは、恋愛でも勘違いしやすいようです。

判断力があって合理的

男性的なタイプは、判断力にすぐれ合理的な考え方をします。感情表現が苦手で、共感力も低め。悩みを相談すると、相手の気持ちに寄り添うよりも、話の途中で「こうすべきだ」とすぐに解決策を述べがちです。判断が速いため、せっかちな傾向があり、じっくりとことをすすめたい女性的なタイプは不満を持つことが多くなるでしょう。デリカシーに欠けると感じさせるのも、繊細な感情にうとく、わかりやすい事象に目を向ける男性ホルモンの影響のためです。

闘争心があり競争大好き

男性的なタイプは、闘争本能が強く行動的、そして競争が大好きです。ライバルに勝ちたい思いが強く、恋愛でもライバルの出現で燃えます。しかし、フェアな状況で勝ちたいため、公平性を大切にします。優越感をくすぐるように「いままでで一番」というワードを出すと、内心大喜び。反面、つい虚勢をはってしまい、自分を大きく見せたいためが逆手にでて、見栄をはったり攻撃的になってしまったりする面も。愚痴を言うと、味方してくれるばかりか相手の肩を持つような意見を言い、女性的なタイプにショックを与えるのもそのためです。

社会性が強く恋愛よりも仕事

男性的なタイプは、社会性が強く仲間や仕事を優先します。恋愛よりも仕事や趣味などの外の世界を大切にし、恋人より友達を優先しがち。女性的なタイプからすれば「なぜ、恋人や家族より仕事や友達を優先するの?」と責めてしまいたくなるほど。しかし、外より内を守りたい女性ホルモンの役割と反対に、外で縄張りを広げる役割が本能的に備わっているため仕方のないことかもしれません。「仕事と私のどっちが大切?」と言われても、比べる対象に考えられないのです。

性欲旺盛で色気に弱い

男性的なタイプは、性欲が旺盛で、俗にいう色欲が強い色男ともいえるでしょう。女性的なタイプが自分だけ見てほしいのに対し、男性的なタイプは色気に弱く、本命女性ではなくても、また恋愛対象とはいえない女性にも性アピールを感じたら、気持ちはフラフラします。デート中でもほかの女性を目で追いかけたり、内心性的な関係を持ちたいと夢みてしまったりも。当然、恋愛感情がない相手ともキスもできるし、仮に責めても、女性的なタイプの気持ちがよくわからず、本人の反省は薄いのです。

好意があるときのしぐさや態度

好意があるときのしぐさや態度

テストステロンは苦痛に対する感受性を低下させるため、男性的なタイプは、よく言えばへこたれないタフさがあり、悪く言えば鈍感です。仕事にも粘り強く向き合いますが、恋愛では落としたい女性に対して簡単に引かない特性もあります。「そんなにも私のことが好きなの」と思うかもしれませんが、じつは男性ホルモンがそうさせているだけともいえます。鈍感なため緻密さに欠け、何につけてもわかりやすく、バレやすいうそをつくことも多いでしょう。慎重な女性的なタイプからすれば、単純で子どもっぽく見えることもあるようです。好意があると、はたから見てわかりやすい行動や態度になります。

周りから見てわかりやすい

男性的なタイプは、周囲から見てもわかりやすく、好意を持てば態度やしぐさに現れます。好きなあまり過剰にかまったり、相手のことを知りたくて質問攻めにしたりと、自分が相手を気に入っていることをあまり隠しません。とくにライバルがいると余計に燃え、なんとしても手にいれたいと、積極的にアプローチしてくるでしょう。また、ライバルが多い女性にひかれやすい傾向もあります。しかし、手にいれたら急激にその情熱が落ち着き、ほかの女性に目移りすることも。

好き避けをすることも

男性的なタイプは、競争心が強い反面、プライドが高く負けを嫌います。負けが決まっている戦にはのらない傾向があり、相手が自分になびく可能性が低いと感じたら、いくら好きでも好きなことがバレないように努めるでしょう。しかし、意識しすぎて、その他大勢の女友達のようなフレンドリーさでなく、極端に避ける好き避けがおこります。自分だけに異様に冷たい場合、嫌われているというより、好き避けの可能性があると心得ておきましょう。

男性心理を理解するには男性ホルモンを知ろう

男性心理を理解するには男性ホルモンを知ろう

近年の20代以前の男性は、テストステロン量も少なく草食化し、より中性的になっているといわれています。また、中年以降はテストステロン量が減少するため、精神的にも変化が訪れます。こうしたことから、男心といっても、個人差が大きくわかりづらくなっている様子。さらに、男性の10分の1以下しかテストステロンがない女性にとって、男心は理解できないのも当然。理解しがたい部分を責めるのではなく「男性ホルモンのしわざだから私にはわからなくて当たり前」と考えるくらいでちょうどいいのです。